“Ottogi”キム・デファン

韓国の格闘技団体KAMMAでバンタム級王者に輝いたキム・デファンは、韓国南部の小さな農村に生まれて高校生の時にソウルに移った。小さい頃から天性のアスリートで、テコンドーの全国大会で金メダルを獲得。今では４段、黒帯の資格を持つ。

兵役を終えたキムは、兄が運営する格闘技道場で、総合格闘技のトレーニングを始めた。そして2008年、21歳の時に、８人が参加して１日のうちに勝者を決める形式のトーナメントで、ケージにデビュー。見事に優勝を飾った。さらに韓国内の格闘技団体のイベントで８連勝という快進撃を見せ、2013年にONEチャンピオンシップとの契約にこぎつけた。

２試合続けて快勝したキムは、ONEバンタム級世界王者ビビアーノ・フェルナンデス（ブラジル）を相手に、タイトル戦に挑戦。だが結果は惨敗に終わり、敗北の苦さを味わった。それ以降、彼は復活し、見事なKO勝利を何度も挙げてきた。そして今、再びタイトル戦に挑む日を心待ちにしている。