エコ・ロニ・サプトラ

インドネシアの国内レスリングチャンピオンに何度も輝いたエコ・ロニ・サプトラは、ボルネオ島東岸にある港町サマリンダで、極貧の中育った。市場の魚売りだった父は、ボクシングのコーチでもあったので、サプトラは若干５歳で、ボクシングを始めた。

両親の勧めで、レスリングに転向。ボクシング愛が強すぎて、当初は乗り気ではなかった。だが、いざ競技を始めると、才能が花開く。国内の選手権を次々制し、東南アジア競技大会でも銀メダル、銅メダルに輝いた。

成功に後押しされ、総合格闘技の世界へ。2018年には、シンガポールの名門ジム「Evolve MMA」に加入した。そこで世界チャンピオンの面々とトレーニングを共にし、ONEの世界タイトル奪取を狙っている。