“怪物くん”鈴木博昭

鈴木博昭は、音楽が大好きな少年だった。格闘技に身を入れたのは10代の頃、護身術を身に付けようと空手を始めてからだ。当時は、自分が日本で最も成功したストライカーの一人になるとは思ってもみなかった。

空手で情熱に火がついた鈴木は、高校を中退して道場に住み込みで練習をスタート。格闘技一本で生計を立てると決意し、空手とキックボクシングの試合に150回以上出場。多才でエキサイティングなファイトスタイルで、シュートボクシングスーパーライト級世界チャンピオンなどのタイトルを勝ち取った。

フィリピン・マニラで開かれた2018年11月の「ONE：CONQUEST OF CHAMPIONS」でONEスーパーシリーズにデビュー。初戦を白星で飾った。ONEスーパーシリーズのバンタム級ムエタイでベルトの獲得・防衛を目標としている。