“Kherow”ジャマール・ユスポフ

ジャマール・ ユスポフは、ロシアのキックボクシングチャンピオンの座に３度就いた、ダゲスタン共和国で育ったことが、現在の強さの秘密と自負している。テレビで見た試合に魅了され、21歳でムエタイを始め、３ヶ月もしないうちに、試合に出るようになっていた。

ユスポフはキックボクシングとムエタイでロシア国内選手権で６度優勝し、ヨーロッパキックボクシングのタイトルも獲得。ほぼ半数の白星は、ノックアウトによるもの。ヨーロッパのストライキングシーンを席巻した後、中国・北京に移り、コーチとしてムエタイとキックボクシングの次世代選手を育成している。

ONEチャンピオンシップには、2019年11月の「ONE: AGE OF DRAGONS」でデビュー。伝説的格闘家のヨドサンクライ・IWE・フェアテックス（タイ）に、10年ぶりのムエタイの試合で黒星をつけた。