“JT”ジャネット・トッド

ムエタイのパンアメリカン王者に２度輝いたジャネット・トッドは、いつも偉大な人間になろうとし続けてきた。航空エンジニアでありながら、プロのムエタイ格闘家としても全力投球。定期的に世界中を転戦しながら、１日２回のトレーニングで技を磨く。努力と意志の強さにより大きな成功をおさめ、ムエタイの大会で何度もメダルを手にしてきた。

トッドは米・南カリフォルニアの厳しい家庭で育った。日本人だった母親は、彼女をさまざまな習い事に通わせたため、彼女は精神的にも身体的にも、いつも鍛えられた。アスリートとしてのベースは体操だが、楽しくて活動的でいられるものを探すうち、やがてムエタイジムに通い始めた。トッドはすぐにムエタイのとりこになり、大胆にもムエタイ発祥の地、タイでスキルの磨くことにした。

トッドはムエタイの伝説的存在・サンティーノイ・ソル・ルンロが運営するジムでトレーニングに励んでいたことがある。そこで目にした他の選手のパワーや勢いに驚き、そして刺激を受けた。このことは彼女の心に今も燃え続ける火をつけ、そして彼女は闘争本能に導かれてONEチャンピオンシップへやってきた。より多くの女性が、格闘技を通じてチャレンジしてほしいとも願っている。