“The Kazakh”カイラット・アクメトフ

カザフスタン出身で“ザ・カザフ”の異名を持つカイラット・アクメトフは元ONEフライ級世界チャンピオン。グレコローマン・スタイルのアマチュアレスリング王者だった父親の背中を追う様に格闘技の世界に入った。2000年にアマチュアレスリングを始め、グレコローマン・スタイルでカザフスタンの国内王者に3度も輝くなど、父親譲りの才能あるアスリートだということを証明してきた。

2010年5月にケージファイトのプロデビューを飾ると、そこからは無傷の22連勝をマーク。驚異の戦績を手土産にONEチャンピオンシップとの契約を交わした。ONEでの初戦はフライ級世界王者のアドリアーノ・モラエスとのタイトルマッチ。最終5ラウンドまでのフルラウンドに渡る激闘の末、アクメトフは僅差の判定勝利でキャリアの頂点に昇りつめた。

しかし、その後に現役引退の危機に直面。背中の負傷で活動停止の状態に陥ったが、2年後の復帰戦でモラエスとリターンマッチ。ベルトを失う結果となったが、再び王者に返り咲く日を虎視眈々と狙っている。