長谷川 賢

DEEPメガトン級世界王者の長谷川賢は、友人と共にトレーニングをしながら、高校で始めた柔道から格闘技の道に入った。大学時代を通じて柔道を続け、大学卒業後は柔道黒帯三段として企業チームにも参加した。

しかし、彼は世界レベルで格闘技の功績を収める夢を実現するには、柔道だけでは十分でないと感じていた。ある日、友人から「総合格闘技を始めたらどうか」と勧められた時、すべてが変わった。そこから彼の歴史が始まったのだ。日本の格闘技団体DEEPを主戦場とし、長谷川は無敗記録を樹立した。多くのベテラン選手を倒し、DEEPメガトン級王者として君臨する。その後、階級を落としてベルトを狙う新たな挑戦の真っ只中、輝かしいキャリアが終わると危惧するほどの深刻な首の怪我に襲われたが、長谷川の格闘技に対する情熱は困難な時を乗り越える為の力となり復帰することができた。

2018年6月 長谷川はONE チャンピオンシップデビュー戦でいきなりのタイトル挑戦権を手にした。ONE2階級王者のアウンラ・ンサンと対戦し、ミャンマーヒーローの故郷ヤンゴンでONEミドル級世界タイトルを巡り果敢に挑んでいった。惜しくも勝ち星を手にする事が出来なかったが、ONE史上最高の一戦と言われる死闘を繰り広げた。