ワン・ウェンフェン

中国の格闘技団体「クンルン・ファイト（KLF）」のキックボクシング世界チャンピオンのワン・ウェンフェンは子どもの頃、ガリガリにやせて弱々しく、いじめられていた。仕返しをしようとして両親に止められ、しつけの一環で格闘技のトレーニングを開始。当初は嫌がっていたが、すぐに練習を楽しめるようになった。何よりワンには、天性の才能があった。

ボクシング、キックボクシング 、ムエタイと技の幅を広げ、各競技で転戦。中国の武術に由来する「散打（サンダ）」の地方大会で優勝。その後、４つの中国選手権を制し、ムエタイの世界タイトルも３つ獲得した。

けが、うつ病、自信喪失に悩まされることもあったが、格闘技で成功するという夢を諦めたことはない。ONEチャンピオンシップという世界の舞台で中国を代表して戦えることを誇りに思っている。ONEの中でも、トップクラスのストライカーという自負がある。