青木真也が防衛戦に臨む!「ONE: ENTER THE DRAGON」4つの見どころ
5月17日(金)にシンガポール·インドア·スタジアムで開催される「ONE: ENTER THE DRAGON」では、日本人選手たちにとって重要な試合が組まれている。ここでは、日本のファンの視点で、注目すべきカードを4つ紹介しよう。
青木真也がONEライト級世界王座の防衛戦に臨む
3月31日に開催された「ONE: A NEW ERA」でエドゥアルド·フォラヤンを鮮烈な肩固めで破り、ONEライト級世界王座を奪還した青木真也。試合後に新王者が、次期挑戦者として指名したのがクリスチャン·リーだ。クリスチャン·リーは、ONE女子アトム級世界王者のアンジェラ·リーの弟であり、青木にとってはイヴォルブMMAの同僚でもある。
姉と共に天才と謳われる20歳のクリスチャン·リーと、35歳になった青木真也がどのような闘いを繰り広げるのか注目が集まる。
内藤のび太がアレックス·シウバと3度目の対戦
国際的なメジャー格闘技団体で男子ストロー級を設けているのは、ONEチャンピオンシップだけである。よって、この階級でONEの王者になれば、“ストロー級世界一”の称号を手に入れることができる。そういった背景から、ONEストロー級はまさに群雄割拠の様相を呈していて、特に現王者のジョシュア·パシオ、前王者の猿田洋祐、元王者のアレックス·シウバと内藤のび太の4強は、熾烈な王座争奪戦を繰り広げている。
しかし、最近になって勢力図に変化が見られるようになってきた。アレックス·シウバは、昨年5月に内藤のび太に、昨年12月には、当時ONEデビュー戦だった猿田洋祐に敗れ、現在2連敗中である。また、内藤のび太は、昨年9月に現王者のジョシュア·パシオに敗れると、3月にはレネ·カタランに想定外の敗北を喫してしまった。
つまり、内藤とシウバの対戦は、崖っぷち同士の対決であり、再び王者に挑戦するための生き残りをかけたカードというわけだ。内藤とシウバはこれまで2試合を闘って戦績は1勝1敗の五分。双方にとって、絶対に落とせない試合である。
V.V MeiがONE女子アトム級王者に向けてスタートを切る
3月の日本大会「ONE: A NEW ERA」では、ONE女子ストロー級世界タイトルマッチが行なわれ、王者のション·ジンナンがアンジェラ·リーとの死闘の末、王座を防衛した。現在も、アンジェラ·リーはONE女子アトム級世界王者のままだが、今後の彼女の動向は未だに明らかになっていない。一方で、日本のV.V Meiは、この大会でロシアのクセニア·ラチコヴァ相手にアームバーを極めて一本勝ちを飾った。Meiはこの勢いで連勝し、悲願のONE女子アトム級世界王者を目指す。
中原由貴が最強のグラップラーと対戦
今年2月にONEデビュー戦を勝利で飾ったパンクラスの中原由貴は、現在7連勝中と波に乗っている。このまま連勝を続け、タイトル争いに参加したいところだ。しかし、今回の対戦相手は、グラップラーとして名高いゲイリー·トノン。勝てば、一気に名を挙げるチャンスだが、簡単に倒せる相手ではない。トノンはグラップリングマッチで青木真也から1本勝ちを奪ったこともある。
マッハ道場発、世界王者行き。中原由貴の挑戦に注目が集まる。