【5/4大会】ビアンカ・バジリオと対戦、市川奈々美の強力な3つの武器

Nanami Ichikawa

市川奈々美は、5月4日(土)の「ONE Fight Night 22: Sundell vs. Diachkova」で、格闘技キャリアの大躍進を狙う。

同大会のキャッチウェイト(132ポンド)サブミッション・グラップリングマッチで、市川はブラジリアン柔術の世界チャンピオンに何度も輝いたビアンカ・バジリオ(ブラジル)と対決する。

ONEデビューを迎える市川にとって、この競技で有数の尊敬を集めるアスリートを倒すチャンス。

タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われる同大会を前に、この記事では市川がバジリオを相手に番狂せを起こせる理由3つを紹介する。

#1 多様なテイクダウン

市川は柔道とブラジリアン柔術の黒帯で、幅広い革新的なテクニックを駆使するテイクダウン・アーティスト。

アンクルピックやシングルレッグといったレスリングの基本的なテイクダウンに加え、多様な投げ技や独創的なトリップにも精通している。

バジリオ戦では、トップポジションを狙ったり、立ってはアグレッシブなテイクダウンで試合の流れを握ったりすることも予想される。

#2 強烈なプレッシャーパス

ひとたびトップポジションを奪ってしまえば、市川はONEサブミッション・グラップリング世界王者のケイドタイ・ルオトロのような強力なパスガードを駆使してくることだろう。

市川は止まることなく動き、アグレッシブにガードをパスし、一瞬たりとも相手を休ませない。

ただ、ルオトロ兄弟の違いは、市川が有利なポジションを確保するために隙を作ろうと、激しいプレッシャーとトップコントロールを駆使する傾向があるという点だ。

ダイナミックで危険なオープンガードで知られるバジリオ相手には、市川のこうしたプレッシャーパスのスタイルが有効だろう。

#3 一級のバックテイク

グラップラーとしてあらゆる一級のテクニックを有する市川だが、最終的な目標はいつでも相手のバックを奪って試合を決める威力のあるチョークを決めること。

パスの際に強いプレッシャーをかけるため、対戦相手の多くはそれを避けようとして背中を見せることになる。そしてそのチャンスに市川は飛びつく。

市川はバジリオの背中を狙い、隙があれば攻めに行くことだろう。いったんバックを取ってしまえば、危険なリアネイキッド・チョークを駆使する世界中のあらゆる選手から恐れられるフィニッシャーとなるのだ。

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