【6/11大会】ONE: FULL BLAST II を見るべき4つの理由
6月11日(金)の「ONE: FULL BLAST II」では、ムエタイ、キックボクシング、総合格闘技の魅力的な試合が勢揃い。
ストライカーやグラップラー、世界タイトル挑戦者候補やONEの新人など、あらゆる格闘技の国際的なトップアスリートが登場する。
この記事では、「ONE: FULL BLAST II」を見るべき4つの理由をご紹介する。
#1 世界タイトル挑戦目指すムエタイ選手
メインイベントには、フライ級ムエタイの世界タイトル挑戦を目指す2人のエリートストライカーが登場。
元ONEフライ級キックボクシング世界タイトル挑戦者のエリアス・マムーディ(アルジェリア)は、現在同級ムエタイ4位コンテンダー。
今回はONEスーパーシリーズで3勝0敗と完璧な成績を収めているルンピニー・ムエタイ世界チャンピオンのモンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)と対戦する。
現王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)の有するベルトを狙う選手は急増しているが、マムーディとモンコルペットのどちらかが圧倒的な勝利を収めれば、挑戦者候補の列の先頭に割り込む可能性もある。
両者ともに最高のパフォーマンスを発揮して、スリリングな3ラウンドの戦いを繰り広げてくれることだろう。
#2 ライト級で急上昇のアスリート
アマルサナ・ツォゴーフ(モンゴル)は、ONEデビューから2試合で印象的なパフォーマンスを見せてきた。デビュー戦では、シャノン・ウィラチャイ(タイ)を倒し、判定負けは喫したものの元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と健闘した。
これらの戦いぶりはツォゴーフがエリート選手の可能性を持っていることを示しており、今週の金曜日に勝利を収めることができれば、ライト級のトップレベルの選手だと証明するためのステップとなるだろう。
しかし、対する無敗のアスリート、ベン・ウィルヘルム(米国)も名を挙げたいと思っている。ONEデビュー戦としてはタフな相手との対戦になるが、サブミッション・スペシャリストであるウィルヘルムは、これまでに対戦した5人全員をフィニッシュしており、この流れを維持したいと意気込んでいる。
ツォゴーフはスタンド戦を、ウィルヘルムはグラウンドでのフィニッシュを追い求めるのを好む。この対照的なスタイルの2人の新星は、きっと興味深い試合を繰り広げてくれることだろう。
#3 ユンは勢いを取り戻せるか
ONEで4勝0敗という好成績を残し、トップへの片道切符を手にしたかのように見えたユン・チャンミン(韓国)だが、その勢いは「ONE: INSIDE THE MATRIX IV」で高橋遼伍によって止められた。
初の黒星を喫したものの、日本のスターを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せたユン。その試合から得た教訓を生かし、マー・ジャウェン(中国)戦に臨む。
再起に向けてモチベーションを高めるユンだが、対するマーも強敵だ。
マーは、ユンと同じく重いパンチと強いレスリングスキルを有しており、エキサイティングなスタンド戦や、激しいグラップリングを繰り広げてくれることだろう。
両者合わせて10勝のうち、8度フィニッシュ勝利を挙げているため、最終ラウンドを前に試合が決着する可能性もありえる。
#4 エキサイティングなキック戦
ワン・ウェンフェン(中国)は、ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチでイリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)と対戦し、惜しくも敗れた。だがその後の「ONE: REIGN OF DYNASTIES II」でのアズワン・チェウィル(マレーシア)戦で、復活を遂げた。
ワンは、実は2017年にはエナッシを倒しており、間違いなく王座奪取の可能性を持っている。しかし、今回の対戦相手の内藤大樹のように、この部門はトップタレント揃いだ。
内藤は、ONEスーパーシリーズで3勝を挙げ、ファンを熱狂させてきた。もし、4位コンテンダーのワンを倒すことができれば、ランキング入りの可能性もある。
ワンは基本に忠実に内藤にプレッシャーをかけてくるだろうが、内藤はカウンター・ストライカー。KOを狙おうと両者とも熱の入った戦いを繰り広げてくれることだろう。
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