【12/7大会】青木真也の対戦相手、コール・アバテについて知っておくべき55つのこと
12月7日の「ONE Fight Night 26: Lee vs. Rasulov」で、ブラジリアン柔術の神童コール・アバテ(米国)が待望のONEチャンピオンシップでのデビュー戦に臨むことになり、世界中のグラップリングファンが盛り上がっている。
同大会で行われるライト級サブミッション・グラップリングマッチで対するは、元ONEライト級MMA世界チャンピオンでグラップリングの名手の青木真也。
アバテは19歳。ブラジリアン柔術界で有望な若手選手として注目されてきた。
タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムでの青木との対戦を前に、この記事ではアバテについて特に重要な5つの事実を紹介する。
#1 競技開始は5歳
米テキサス州ボーモントで生まれたアバテは、15年近く柔術のトレーニングを続けている。
幼少期からスポーツへの才能を示していたが、5歳でブラジリアン柔術に出会って以来、情熱を傾けてきた。
競技開始当初は黒帯の著名なコーチ、ホドリゴ・ピニェイロの下で学び、その後の目覚ましい活躍につながる基礎を築き上げた。
#2 異例の色帯時代
アバテはブラジリアン柔術界において、ジュブナイル部門と色帯時代に印象的な経歴を築き上げた。
現ONEサブミッション・グラップリング世界チャンピオンの双子のケイド・ルオトロ(米国)やタイと同様、若い頃から主要大会で活躍。ジュブナイル世界選手権、欧州、パン・アメリカン、全米選手権で優勝し、紫帯でも世界チャンピオンに輝いている。
こうして、柔術界で最も将来有望な選手の一人として注目されるようになった。
#3 有名ジムで練習と指導
2019年、アバテは家族と米カリフォルニア州に移り、伝説的な選手のハファエルとギリェルミのメンデス兄弟が率いる同州コスタメサの「アートオブ柔術」でフルタイムでトレーニングをするようになった。
世界トップクラスの評判を誇る同ジムは、現ONE女子アトム級サブミッション・グラップリング世界チャンピオンのマイッサ・バストス(ブラジル)ら、数多くの世界チャンピオンや一流のグラップラーを輩出している。
アバテはここで厳しいトレーニングをするのみならず、ノーギのクラスの責任者も努めており、同ジムの評判をさらに高めるためのカリキュラムを考案・実施している。
#4 史上最年少でADCCトライアル優勝
2021年、当時若干16歳だったアバテは、7人の一流選手に勝ち、史上最年少でADCCトライアルの優勝者となった。
これ以前に多くのトップ黒帯選手を相手に勝利を収めてたとはいえ、このときの活躍によりブラジリアン柔術のトップ選手の仲間入りを果たした。
#5 実績ある黒帯選手にも勝利
アバテは2023年6月に黒帯を授与される以前、経験豊富で尊敬を集めるベテラン黒帯選手に勝ったことがある。
ブレイクするきっかけになったのは、2021年9月の「10th Planet」所属のジオ・マルティネスへの勝利。その後、2021年のADCC北米トライアルでは、IBJJFブラジリアン柔術世界選手権の黒帯王者のエステバン・マルチネスや、ADCCトライアルで優勝したディアンドレ・コルベやキース・クリコリアンといった強豪を次々に撃破した。
「ONE Fight Night 26」でも、スター選手として知られる青木に黒星を付けることができるか、必見だ。