【5/4大会】秋元皓貴と対戦、ウェイ・ルイについて知っておくべき5つのこと
史上最高の中国のストライカーと名高いウェイ・ルイ(32)は、5月4日(土)の「ONE Fight Night 22」で、ONEチャンピオンシップデビュー戦を迎える。
タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われる同大会で対するは、元ONEバンタム級キックボクシング世界王者で現同1位コンテンダーの秋元皓貴。
筋金入りのキックボクシングファンにはすでにその評判は知れ渡っているものの、あらためてこの記事ではウェイについて知っておくべき5つのことを紹介しよう。
#1 バックボーンは散打
ウェイの打撃のバックボーンは、散打(サンダ)。これはボクシングとキックボクシングに加え、クリンチワークやテイクダウンが組み合わさった中国武術だ。
このため、そのスタイルは一般的なムエタイやオランダ流キックボクシングとは異なる。
ウェイは、得意とするサイドキックやフックキックといった散打の要素を駆使しながら、他の格闘技の技と融合させることで多様な武器を有するストライカーとなったのだ。
#2 現在20連勝中
ウェイは通算戦績69勝3敗、20連勝中でONEデビュー戦を迎える。
最後に黒星を付けられた2018年3月以来、中国の格闘技シーンで大暴れを続けている。
しかし、ウェイは国際的な舞台のトップアスリートを相手に実力を試したいと熱望しており、これこそがONE参戦を決めた理由だ。
#3 ランキングの常連
ウェイは長期にわたって成功し続けており、この数年間、地上有数のキックボクサーと見なされている。
複数の階級で高い評価を受け、世界中のトップ選手と対戦し、各種ランキングではスーパーボン(タイ)やチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン / ベラルーシ)、マラット・グレゴリアン(アルメニア)といったアスリートと共に名を連ねている。
ウェイは今後もこうした伝説的なアスリートと肩を並べることを望んでおり、ONEで強豪を倒し続ければ、その目標は実現することだろう。
#4 数々のタイトルを獲得
ウェイは、最強のキックボクサーがしのぎを削るトーナメントに参戦して名を挙げた。
2015年には中国のWLF(武林風)の王座決定トーナメントを制し、その2年後には強豪が競い合う「K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント」でチャンピオンに。こうして中国初のK-1世界王者となった。
あらゆるタイトルを獲得してきたウェイだが、次なる目標はもちろんONEのベルトだろう。
#5 レジェンドに勝利
ウェイはその格闘技キャリアを通じてタフな相手と対戦し、レジェンド的な選手相手にも勝ち星を挙げている。
たとえば、ムエタイとキックボクシングのチャンピオンのペットパノムルン・キアトモー9や、ルンピニーとラジャダムナンスタジアムのムエタイ世界王者のパコーン・PK・センチャイ、そして有名ストライカーのタノンチャイ・タナゴンジムといった対戦相手だ。
現在、ウェイは5月4日に対戦する秋元のような世界クラスのアスリートを倒し、そのレガシーを固めようと燃えている。