【5/24大会】大森弘太の対戦相手、エストゥピニャンについて知っておくべき5つのこと
5月24日(金)の「ONE Friday Fights 64」のキャッチウェイト(141ポンド)ムエタイマッチで大森弘太と対戦するジョハン・エストゥピニャン(コロンビア)は、21歳の無敗のアスリート。
近年、ムエタイ競技で目覚ましい活躍を遂げてきたエストゥピニャンだが、今回の試合はONEデビュー戦で、これまでのキャリアで最大の試練となる。
タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される同大会を前に、この記事ではエストゥピニャンについて知っておくべき5つのことを紹介しよう。
ONE初のコロンビア選手
エストゥピニャンは、サルサダンスで有名なコロンビア第3の都市サンティアゴ・デ・カリの慎ましい家庭に生まれた。
父親はタクシー運転手で、母親は専業主婦。双子のジョルダンら4人の兄弟に囲まれて育った。家計は苦しかったが、兄弟で結束して乗り越えたという。
苦境で培った闘志
父親が虐待をしていたため家庭生活は順風満帆ではなかった。このため、エストゥピニャンは双子のジョルダンは児童養護施設で過ごした時期もあった。
施設の中では一番小柄だったたため、「生き延びるために戦う」必要があり、ファイティング・スピリットが培われたという。
その後、幸いにも母親が仕事を見つけて家に帰ることができた。
こうして強靭な精神力を身に付け、コーチのJC・フェルナンデスの下で格闘技の才能を発揮するようになる。
アマチュア世界チャンピオン
エストゥピニャンはプロ転向前にアマチュアで輝かしいキャリアを積んだ。
2021年にはムエタイで最も権威ある大会の国際アマチュアムエタイ連盟(IFMA)世界選手権で、世界から集まった選手を相手に4勝し、23歳以下が出場する部門で金メダルを獲得した。
ユニークな技
エストゥピニャンは自身のムエタイのスタイルを「多彩で爆発的」と表現している。
伝統的なムエタイの要素だけではなく、サルサダンス動きも取り入れ、キックのスピードと機敏さを高めた。
こうして、「カイオ・ケン」や「ショーナー・キック」と名付けた独自のテクニックを生み出した。
いつでもハッピー
格闘技はいつでも真剣勝負だが、エストゥピニャンは近寄りがたい性格というイメージを払拭したいと考えている。
エストゥピニャンはこう説明している。
「自分は優しくて、いつでもハッピーなタイプ。感情を表に出さず、社交的じゃないと思われているようだけれども、まったく逆だ」