【3/23 日本大会】「ONE 172:武尊vsロッタン」大会ハイライト5選 「日本vs世界」は日本が勝ち越し!

ONEチャンピオンシップは3月23日(日)、さいたまスーパーアリーナで「ONE 172:武尊vs.ロッタン」を開催し、団体史上最大級のイベントは会場満員の大盛況でその幕を閉じた。
歴史に残るスーパーファイト、世界4大タイトルマッチ、オープニングカードからメインまで全試合が激アツな神興行!格闘技の聖地、さいたまスーパーアリーナの観客を大いに沸かせた。
無敵ロッタン、武尊を衝撃KO!進化した強さを披露
メインのフライ級キックボクシングスーパーファイトで、“ジ・アイアンマン”の異名を持つロッタン・ジットムアンノンは完璧なパフォーマンスを見せた。
その衝撃の瞬間はゴングが鳴ってわずか80秒後の出来事だった。日本を代表する武尊を強烈な左フックで一撃KO。信じられない状況に会場は騒然となった。
ロッタンにとって2023年5月のエドガー・タバレス戦以来の約2年ぶりのKO勝利。ロッタンの全盛期はまだまだ先であることを証明したかのような強さを見せつけた。
ロッタンは今回の武尊戦に向けて、レベルアップした準備を行なった。トレーニングキャンプはこれまで以上にハードなもので、有名な栄養士をつけて食生活も管理。心身ともに万全の状態でリングに上がった。
また一つ上のステージに登った感のある27歳のロッタン。2025年後半には現バンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティーと3度目の対戦が予定されている。また、武尊との再戦はあるのか。
野杁正明、タワンチャイにTKO勝利、下馬評を覆し王者に!
コーメインでビッグアップセット劇で新王者に輝いたのは、元K-1二階級制覇王者の野杁正明。ONEデビュー2連敗と悪夢のスタートを切ったが、前戦での衝撃的なKOで一気にタイトル挑戦のチャンスを手にした。
対するタワンチャイは「ONE 170」で宿敵スーパーボンをKO撃破しONEフェザー級ムエタイ世界タイトルを防衛。その試合はノックアウト・オブ・ザ・イヤーの候補となるなど、破竹の9連勝でこの試合に臨んだ。
当然、下馬評では野杁が圧倒的不利だったが、リングの上でそれが間違いだったことを証明した。
ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦、野杁はその逆境に臆することなく、ハイレベルなキックボクシング技術を見せて圧倒。3R、強烈な左フックでダウンを奪うと、最後は怒涛のラッシュでタワンチャイをマットに沈めた。
野杁と正規王者スーパーボンとの統一王座戦、年内実現はあるのか。
若松佑弥、悲願のONEフライ級MMA世界王者に!
若松佑弥は2022年に当時の王者アドリアーノ・モラエスに挑戦するも一本負け。王座戴冠に失敗したが、その3年後、彼は遂にリベンジと共に悲願のベルトを獲得した。
戦前のインタビューで、前回の負けは精神的な未熟さが要因だったとし、今は王者になる準備ができていると語った若松。
その言葉通り、若松は全くの隙も見せず、モラエスを試合序盤から圧倒。パウンド連打で1R3分39秒のKO勝利を収めた。
ONE参戦時からその夢は、チャンピオンベルトを手にして、リングで家族と祝うことと、語っていた若松。遂にその夢を実現した!
新生代ファイターが活躍!ナビル・アナンとペッディージャーがインパクトを残す
これからのONEチャンピオンシップを牽引していく新生代ファイターとして、ナビル・アナンとペッディージャーが大きなインパクトを残した。
今大会で多くのファンを驚かせたのは若干20歳でONE暫定バンタム級ムエタイ世界王者のアナンだ。スーパーレック・キアトモー9との再戦、前回は悔しいKO負けを喫したアナンだったが、2度目の対戦ではスーパーレックを圧倒、雪辱を果たした。
ペッディージャーの快進撃も見逃せない。ONE女子アトム級キックボクシング世界タイトル戦で、元K-1王者KANAの挑戦を受けたが、世界トップクラスの激闘。23歳のペッディージャーがベテランのKANAを撃破し、防衛に成功した。
世界の強豪が集うONEチャンピオンシップで20代の活躍に期待の目が集まる。
大会テーマの「日本vs世界」日本が勝ち越し!
「ONE 172」は武尊vsロッタンをメインに置き、日本vs世界が大会テーマに。そして、日本格闘技界が世界に通用することを証明した大会となった。
ONEベテラン勢の青木真也はエドゥアルド・フォラヤンに一本勝ち、秋元皓貴はジョン・リネカーとの元王者対決を制した。
そして、待望の初参戦となった吉成名高はラック・エラワンに圧巻KO勝利。士門、陽勇、龍聖も世界の強豪を相手に快勝した。
「日本vs世界」は8勝3敗で日本が勝ち越し。今後の日本勢の活躍が期待できる結果となった。