【1/22大会】ONE: UNBREAKABLEを楽しみにするべき5つの理由

Meng Bo defeats Laura Balin at ONE AGE OF DRAGONS JHW_7827

世界最大の格闘技団体が、スリリングな大会をお届けし、2021年のスタートを盛大に飾る。

1月22日(金)にシンガポール・インドア・スタジアムで行われる「ONE: UNBREAKABLE」では、メインイベントの世界タイトルマッチをはじめとし、ONEチャンピオンシップのスーパースターが多数登場する。

この記事では、この大会を楽しみにするべき理由5つを紹介する。

#1 メインはハードヒッター対決

メインイベントは、ONEバンタム級キックボクシングの現世界チャンピオンのアラヴァディ・ラマザノフ (ロシア)がカピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)を相手にタイトルの防衛に臨む、スリル満点の試合だ。

ラマザノフの容赦のない攻撃スタイルは、手数と絶大なパワーによるもの。だが、そうした戦い方に対応できる対戦相手がカピタンだ。

カピタンは9月の「ONE: A NEW BREED III」のペッタノン・ペットファーガス(タイ)と対戦し、わずか6秒で勝利、ONEスーパーシリーズデビューを飾った。

ONEスーパーシリーズ史上最速となるKOにより、2位コンテンダーの座を手に入れ、そしてラマザノフとの対戦機会を経た。前回のような勝ち方が再びできることはそうないだろうが、カピタンの思いパンチはどんな試合でも一瞬で終わらせるパワーを持っている。相手がたとえラマザノフであってもだ。

ラマザノフは、アンドリュー・ミラー(スコットランド)やオグニエン・トピッチ(セルビア / アメリカ)を相手に挙げたノックアウト勝利は、何百万回もハイライト級の勝利として再生されている。ONEバンタム級キックボクシング世界タイトル戦でも華々しいフィニッシュを狙うカピタンは、ぴったりの対戦相手だろう。

#2 レジェンドがライト級“新人”と対戦

ONEチャンピオンシップの歴史の中で大活躍してきた選手の1人が、シンガポールで久々にONEのケージ「サークル」にお目見えする。

ライト級4位コンテンダーの青木真也は、「ONE: UNBREAKABLE」で強敵と対戦する。元ONEウェルター級世界王座挑戦者のジェームズ・ナカシマ(米国)だ。今回は、初めてライト級に階級を落とし、再びタイトルを目指して歩み出す。

11月に行われたウェルター級王者のキャムラン・アバゾフ(キルギス)との対戦では、あと一歩勝利に届かなかったが、ナカシマは最高の選手と戦えると証明してみせた。元ライト級王者である青木を相手に勝ち星を挙げられれば、新しい階級で強烈なアピールとなるだろう。

だが、青木は経験豊富で危険なアスリート。2019年5月にクリスチャン・リー(シンガポール)にベルトを奪われて以降は連勝しており、強力なサブミッションのパワーは、中島を手こずらせるに違いない。

勝利を挙げれば、リーへの挑戦が近づく、決して負けられない試合だ。



#3 ヘビー級の激闘

ONEスーパーシリーズでのヘビー級の強豪同士の対戦は、いつだって目を離せない戦いになる。今回の大会では、セルビアのムエタイのチャンピオンのラーデ・オパチッチパトリック・シミッド(スイス)が登場。この2人の巨大なアスリートは、世界クラスのスキルと一瞬で試合を終わらせる能力を有している。

オパチッチは、ONEデビュー戦で鮮烈なKO勝利を挙げた。12月の「ONE: BIG BANG II」でエロール・ジマーマン(オランダ)と対戦し、スピニング・ヒール・キックで第2ラウンドでフィニッシュ勝利を挙げたのだ。

23歳のオパチッチはヘビー級の中では若手だが、ランキングを駆け上るためには、経験豊富なシミッドを倒さねばならない。

シミッドは34歳。ムエタイ、キックボクシング、散打、ボクシングの経験があり、ISKAの欧州キックボクシングのチャンピオン。経験を生かし、冷静な試合運びをし、ステップアップを図ろうとしている。

両者はともに「格闘技の本拠地」ONEで圧倒的勝利を収めようと意気込んでおり、フィニッシュによって終わる可能性も高い。

#4 格闘技のスターが続々登場

他にも、快勝すれば世界タイトル挑戦に近づく数多くの格闘技のスターが登場する。

元ONEウェルター級世界チャンピオンのゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)が登場し、ロシアの無敗のザキムラッド・アブデュラエフと対戦する。

加えて、2位コンテンダーのメン・ボー(中国)が元ONE女子ストロー級世界タイトル挑戦者のサマラ・サントス(ブラジル)とアトム級マッチで対戦。リト・アディワン(フィリピン)は、ONEストロー級世界タイトルマッチへのステップアップを目指し、ハシガトゥ(中国)と対決する。

カデスタム、メン、アディワンはトップに近づきつつあるアスリートたちだが、いずれの対戦相手も引けを取らない実力の持ち主ばかりだ。

#5 新しいスタート

2020年は世界中の誰しもが新型コロナウイルスの影響に遭った。だが光が差しつつある今、アスリートとファンは「格闘技の本拠地」ONEの大規模なイベントと素晴らしいマッチアップを、これまでにも増して楽しみにしている

ONEチャンピオンシップはパンデミックのため、多くのイベントの延期を余儀なくされたが、2020年後半に大会を再開し、スリリングな試合をお届けしてきた。

新しい年の始まりを祝う舞台は整った。2021年をスタートするのに「ONE: UNBREAKABLE」ほどぴったりのイベントはないだろう。

Read more: 青木真也のONE入門:水抜き禁止独自の階級制

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