【8/26大会】ONE 160: Ok vs. Lee II を見るべき5つの理由
8月26日(金)の「ONE 160: Ok vs. Lee II」で、ONEチャンピオンシップはシンガポール・インドア・スタジアムから生中継される2日連続大会のスタートを切る。
同大会では2つの世界タイトルマッチに加え、MMA、ムエタイ、サブミッション・グラップリングの6試合が行われ、さらに翌日土曜日には「ONE FIGHT NIGHT 1: Moraes vs. Johnson II」が行われる。
大興奮のイベント満載の今週末を前に「ONE 160」を見るべき理由をおさらいしておこう。
ライト級、因縁の世界タイトルマッチ
オク・レユン(韓国)は昨年、クリスチャン・リー(シンガポール / 米国)にユナニマス判定で勝利し、ONEライト級世界タイトルを奪取したが、この判定は議論の的となってきた。
そしてついに今週金曜日の夜、メインイベントで両者はリマッチ。ついに決着がつけられることになった。
最初の試合の直後に抗議をしたリーはベルト奪還に向けて、これまで以上にモチベーションを上げている。一方のオクはリーを再び倒して防衛を果たしたいと意気込む。
両者とも今回の戦いにはまったく違った心構えで臨むようで、リーは速攻フィニッシュを狙う、オクは5ラウンドを通して圧倒する、と話している。
正当なONEライト級世界チャンピオンと見なされるため、力強いアピールをしようと、熱い試合が繰り広げられるに違いない。
KOアーティスト同士の世界タイトルマッチ
「ONE 160」のコーメインイベントは、 ONEフェザー級世界チャンピオンのタン・リー(ベトナム / アメリカ)と1位コンテンダーのタン・カイ(中国)の対決。
両者ともそれぞれプロMMAでKO勝利を12度挙げており、勢いに乗っている。
ONEで5連続KO勝ち、タンは3連続KO勝ちで今回の世界タイトルマッチに臨む。このため、この試合はフルラウンドの戦いにならないことは、ほぼ確実。
フェザー級キングを決めるこの熱い戦い、どちらが先に強烈な打撃を決めるかが勝敗の分け目になることだろう。
パンパヤックが新たなスキルを披露!?
メインイベントの2つの世界タイトルマッチの直前には、3位コンテンダーのパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)とシャーゾット・カブトフ(キルギス)によるONEフライ級ムエタイ世界グランプリの交替試合が行われる。
7度ムエタイの世界チャンピオンに輝いているパンパヤックは、シンガポールのジム「Evolve MMA」に移籍後初の出場となる。
同ジムでは伝説のONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)と一緒にトレーニングしており、新しいスキルを披露してくれるかもしれない。
勝者はグランプリ出場へのチャンスにつながるかもしれないこの一戦、激しい戦いが期待できる。
1位コンテンダーを目指すリッテワダ
昨年11月、ONEのニューカマーのリッテワダ・ペッティンディー(タイ)は、バンタム級1位コンテンダーのセーマペッチ・フェアテックス(タイ)に第2ラウンドTKO勝ちし、ランキング2位につけた。
「ONE 160」では、リッテワダはセーマペッチと再戦し、初対戦の際の肘打ちによる勝利がまぐれではなかったと証明すると同時に、1位コンテンダーの座を奪おうと意気込んでいる。
翌日の「ONE FIGHT NIGHT 1」では現王者ノンオーにリアム・ハリソン(イギリス)が挑戦するが、リッテワダが1位コンテンダーになれば次の世界タイトル挑戦者になる可能性がある。
一方、セーマペッチはノンオーへのリベンジへ燃えている。1位コンテンダーの座をキープできれば、2018年のONE参戦以来遠ざかっているタイトル獲得へのステップとなるかもしれない。
今回の重要なリマッチでは、両バンタム級ファイターは火花の散るような戦いをしてくれることだろう。
カーン、フェザー級ランク上昇なるか
ベテランのアミール・カーン(シンガポール)はONEライト級で浮き沈みを経験した。トップクラスのコンテンダーとも対戦し、2018年には世界タイトルにも挑戦したが、この階級ではベルトに手が届かなかった。
だが、フェザー級に転向して再スタートを切って以来、調子が上向きつつあるようだ。
直近では高橋遼伍に白星を上げており、5位につけているカーン。今回の試合でグラップラーのキアヌ・スッバ(マレーシア)を倒せれば、ランキング上昇につながることだろう。