【8/5大会】ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorianを見るべき5つの理由

ChingizAllazov MaratGrigorian Faceoff 1920X1280

ONEチャンピオンシップは、またしても見逃せない格闘技イベントを開催する。

8月5日(土)にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催する「ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorian」では、世界タイトルマッチ2戦が目玉として行われるほか、MMA、ムエタイ、キックボクシング、サブミッション・グラップリング界のビッグネームが登場する。

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多様なマッチが行われ、あらゆる格闘技ファンを楽しませることになるであろう同大会を見るべき理由を5つ紹介する。

#1 パウンド・フォー・パウンドの王者が防衛戦

メインとコーメインイベントには、パウンド・フォー・パウンドのアスリートが登場する。

メインイベントでは、ONEフェザー級キックボクシング世界チャンピオンのチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン / ベラルーシ)が、マラット・グレゴリアン(アルメニア)を迎え撃つ。

アラゾフは昨年、ONEフェザー級世界グランプリで優勝し、当時王者だったスーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)をノックアウトしてタイトルを獲得した。

今回の世界タイトルマッチの挑戦者は、10年前に対戦して黒星を喫したグレゴリアン。

両者とも強烈でハイボリュームな打撃スタイルで知られ、この競技最大の栄誉がかかっているだけに、開始のゴングから真っ向勝負が繰り広げられることは間違いない。

さらにコーメインイベントでは、ブラジリアン柔術界のスーパースターのマイキー・ムスメシ(米国)がジャレッド・ブルックス(米国)を迎え、ONEフライ級サブミッション・グラップリング世界タイトルの防衛に臨む。

ムスメシは米国出身のブラジリアン柔術家として史上最高の実績を誇り、ONEのフライ級サブミッション・グラップリング部門では4勝0敗というパーフェクトな戦績を残している。

挑戦者ブルックスは、レスリングのバックボーンを有するONEストロー級MMA世界王者で、異色の世界タイトルマッチとなるこの一戦。果たしてブルックスのグラップリングの技術は、ムスメシを倒して2競技王者となるにふさわしい十分な威力があるのだろうか?

#2 タワンチャイ、2競技王者の道の第一歩

ONEの2競技王者になるという夢を抱くタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)は、自身の力を信じている。

ONEフェザー級ムエタイ世界チャンピオンのタワンチャイは、「ONE Fight Night 13」でONEでの初のキックボクシングマッチに出場し、ダビッド・キリア(ジョージア)と対戦。キリアのような実績あるベテラン相手に勝ち、強烈なアピールをしたいと意気込む。

キリアは、キックボクシングで強豪と対戦した経験が豊富。タワンチャイがムエタイのスキルをキックボクシングで生かしてキリアを倒すことができれば、すぐさま上位ランキング入りもねらえる。

ムエタイでは直近で4戦4勝、うち3戦をフィニッシュ勝利としているタワンチャイ。もし、今回もフィニッシュを決めることができれば、メインイベントの世界タイトルマッチで戦うアラゾフとグレゴリアンに向けても、自身がベルトを狙える実力があるというメッセージを送ることができるだろう。

#3 リネカーが壮絶な打撃戦!?

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どんな対戦相手とでもエキサイティングな試合をするジョン・リネカー(ブラジル)だが、強力なストライカーが相手となれば、よりワイルドなアクションとなることは間違いない。

元ONEバンタム級MMA世界王者で石の拳を意味する“ハンズ・オブ・ストーン”のニックネームを有するリネカーは、バンタム級有数の強打で知られており、左右どちらのパンチであろうと、対戦相手を一瞬で眠らせるパワーを持っている。

対するキム・ジェウォン(韓国)は、リネカーの打撃を受けても反撃し、自身のファイティング・スピリットを見せつけたいと燃えている。

両者合わせて26KOという戦績を考慮すれば、この試合がフルラウンドの戦いになる可能性はほぼない。

この2人のルンピニー・スタジアムでの対戦は、ノンストップの火花の飛び散るような戦いになることだろう。

#4 ヘビー級MMAの人気選手が待望の対決

マーカス・アルメイダ(ブラジル)とオマール・ケイン(セネガル)の対戦は過去2年間で何度か組まれたが、実現することはなかった。

だが今回、土壇場で予期せぬ事態が起きない限り、ついにこのヘビー級MMAの人気スター同士の対決が実現する。

17度ブラジリアン柔術の世界チャピオンに輝いた“ブシェシャ”ことアルメイダは、そのグラップリング技術をMMAでもスムーズに生かし、ONEでは4戦4勝、全第1ラウンドフィニッシュ勝利としている。

試合が得意のマットにもつれこめば、誰もアルメイダを止めることはできないだろうが、対するケインのレスリング技術もあなどることはできない。

ケインは高い身体能力と印象的なスキルの持ち主として知られており、今回の試合で相手の実力を封じることができれば、アルメイダに初の黒星をつけることもできるかもしれない。

#5 注目の若手アスリートも

「ONE Fight Night 13」には、ONEでも最大級のタレントの持ち主とされる2人のアスリートが出場する。

19歳の“スーパーガール”ことアンナ・ジャルーンサック(タイ)と、「チームラカイ」の無敗の戦士ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)だ。

“スーパーガール”は、ONEデビュー戦から2戦2勝としていたが、今年1月には元2競技女王のスタンプ・フェアテックス(タイ)とのキックボクシングマッチでスプリット判定で負けた。

しかし年齢を考えればこれから先はまだ長いキャリアが待っている。今回の試合で勝ち星を上げ、調子を取り戻したいところだ。

一方、サンジャオはONE初参戦から3連続第1ラウンド一本勝ちとしている。

対するエンク・オルギル・バータルフー(モンゴル)は、登竜門大会「Road To ONE」のモンゴル優勝者で、「ONE Friday Fights」ではサンジャオのチームメートであるアドニス・セビジェーノ(フィリピン)らを相手に連勝としている。

現在8連勝中と波に乗るバータルフーの執拗なプレッシャーにサンジャオがどう対応するか、注目だ。

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