【1/13大会】ONE Fight Night 18: Gasanov vs. Oh On を見るべき5つの理由
ONEチャンピオンシップは1月13日(土)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで2024年の最初の「ONE Fight Night」シリーズとなる「ONE Fight Night 18: Gasanov vs. Oh」を開催する。
同大会には世界各地から一流のタレントが集結。ドラマとアクション満載の試合が最初から最後まで繰り広げられることだろう。
この記事では、計9試合が行われる「ONE Fight Night 18」を見逃せない理由5つを紹介する。
#1 大会の主役は総合格闘技
2023年は数々のムエタイの試合を行い、この競技の世界的な人気を高めてきたONEだが、チャトリ・シットヨートンONE会長兼グループCEOは、今後再び総合格闘技(MMA)に照準を合わせる計画を発表している。
この計画を反映し、「ONE Fight Night 18」ではMMAマッチ5試合が行われ、ONEのスーパースターや未来のタイトル挑戦者になり得る選手、有望な新人が出場する。
ONEでエキサイティングなMMAを観戦する機会が増えるであろう2024年。年初の「ONE Fight Night」シリーズからお見逃しなく!
#2 メインイベントは重要なフェザー級マッチ
メインイベントでは、フェザー級MMA部門で高い技術力で知られる4位コンテンダーのシャミル・ガサノフ(ロシア)とオ・ホテク(韓国)が対決する。
この階級は激戦区のうえ、ランキング上位が変動する可能性がある試合が今後数ヶ月内に立て続けに行われる。たとえば、1月28日(日)に行われる日本大会「ONE 165: Superlek vs. Takeru」では1位のゲイリー・トノン(米国)と3位のマーティン・ニューイェン(オーストラリア / ベトナム)が対戦。3月には現タイトルホルダーのタン・カイ(中国)と暫定王者のタン・リー(ベトナム / 米国)による世界王座統一戦が予定されている。
ガサノフもオもこうした状況下で世界タイトル戦線に食らいつくためには、今回の試合での勝利は不可欠だと十分承知していることだろう。
両者ともタイトル挑戦者となる資質は十分とみなされているが、直近の試合はいずれも黒星としている。だからこそここでランキングトップ5の座を確保するために、全力の戦いを繰り広げるに違いない。
#3 スーブラック、アイルランド勢に連勝なるか
コーメインイベントは、スーブラック・トー・プラン49(タイ)と、ONEデビューを迎えるステファン・コロディ(アイルランド)によるバンタム級ムエタイマッチ。
スーブラックは現在ONEで4連勝中。今回が「ONE Fight Night」シリーズ初出場で、力強いアピールをしたいと意気込んでいる。
直近の試合の「ONE Friday Fights 46」では、コロディの所属ジム「ダブリン・コンバット・アカデミー」のチームメイトのクレイグ・コークレイ(アイルランド)にKO勝ちとしている。アイルランドのトップファイターを3週間以内で2人連続で倒したとなれば、タレントがひしめくバンタム級ムエタイ部門でさらなる注目を浴びることだろう。
一方のコロディはスーブラックの連勝を止めてチームメートのかたき討ちをし、自身のジムには世界的ストライカーと対等に戦える選手がいると証明しようと燃えている。
#4 バンタム級MMAマッチが3試合
今大会では、常に大きな注目を集めるバンタム級MMA部門の魅力を大いに味わえる3試合が行われる。
まずはベテランのマーク・アベラルド(ニュージーランド / フィリピン)と無敗のアスリートのイブラギム・ダウエフ(ロシア)によるオープニングマッチ。ONEにおける古豪と新進気鋭のタレントが激突する一戦だ。
タイトル戦線での躍進を目指す同部門4位コンテンダーのアルテム・ベラー(ロシア)は、現在3連勝中でランキング入りを目指すエンク・オルギル・バータルフー(モンゴル)と対決する。
さらに、KOアーティストのクォン・ウォンイル(韓国)も出場。対するは打撃のスペシャリストのシネチャツガ・ゼルトセトセグ(モンゴル)。クォンは、同部門の現王者のファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)への雪辱を目指しており、ここで勝って勢いづきたいところだ。
#5 ライト級ムエタイの挑戦者が決まる?
2競技王者のレギン・アーセル(スリナム)は、「ONE Fight Night 18: Gasanov vs. Oh」から目が離せないことだろう。今大会では、次なるタイトル挑戦者が決まる可能性があるライト級ムエタイマッチ2試合が行われるからだ。
2022年11月のエディ・アバソロ(米国)戦以来のONE出場となるリアム・ノーラン(英国)は、壊し屋と評判高いアリ・アリエフ(ロシア)と対戦。このチャンスを活かし、タイトル挑戦者としての資質を見せつけたいことだろう。
さらに、昨年10月に白星ONEデビューを飾ったシャーキル・タクレティ(イラク)は、ベテランのルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)と当たる。タクレティの兄のムスタファは昨年2月にルンラーウィーに敗れており、タクレティは兄のリベンジをしたいと燃えているに違いない。
ルンラーウィーは現在ONEで3勝1敗としており、タクレティ兄弟を両方倒せれば、タイトル挑戦へのステップに繋がる可能性もある。