【2/25大会】ONE Fight Night 7: Lineker vs. Andrade II を見るべき5つの理由
日本時間の2月25日(土)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで「ONE Fight Night 7: Lineker vs. Andrade II」が行われる。
ONEチャンピオンシップのエキサイティングなアスリートが多数参戦し、4競技にわたるアクション満載の戦いが繰り広げられる。
この記事では、今週末に迫った「ONE Fight Night 7」が世界トップクラスの格闘技を愛するファンにとって見逃せない理由を紹介する。
#1 世界タイトルマッチ、白熱の再戦に
メインイベントは、元バンタム級MMA王者のジョン・リネカー(ブラジル)と、ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)によるリマッチ。文句なしのONEバンタム級世界王者を決める一戦だ。
両者は昨年10月の「ONE Fight Night 3」で初対戦。しかし第3ラウンド、リネカーが窮地に陥ったと思われたアンドラージが放ったヒザ蹴りがローブローとなってしまい、試合はノーコンテストとなった。
ファンの人気も高いノックアウト・アーティストのブラジル選手同士の対戦のうえ、世界タイトルを争う待望のリマッチとあり、激しい攻防が期待される。
#2 タワンチャイの初防衛戦
ペットモラコット・ペッティンディー(タイ)からONEフェザー級ムエタイ世界タイトルを奪って5ヶ月、23歳の天才ストライカーのタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)がコーメインイベントでジャマール・ユスポフ(トルコ)を迎え、初防衛戦に臨む。
爆発的な打撃と粘り強さで知られるタワンチャイは、長年にわたって世代を超えたタレントになるだろうと期待されてきた。
対するユスポフはONEのケージ「サークル」では負けなし。雷のような左パンチを武器に、タワンチャイからベルトを剥ぎ取れるか、必見だ。
#3 グラップリングの新星が登場
「ONE Fight Night 7」には、ONEのサブミッション・グラップリングの一級のアスリートが登場する。
リードカードでは、欧州のトップ級のブラジリアン柔術黒帯のトミー・ランガカー(ノルウェー)と何度もサンボの世界チャンピオンに輝いたウアリ・クルジェフ(ロシア)が対戦。
ランガカーは直近の試合では、ヘナート・カヌート(ブラジル)に勝っており、今回の試合で連勝とすれば、ライト級サブミッション・グラップリング王者のケイド・ルオトロ(米国)への挑戦の道も開けることだろう。
メインカードでは、米国のブラジリアン柔術のスーパースターのダニエル・ケリーが、元MMAストロー級世界タイトル挑戦者で柔道黒帯の三浦彩佳と対戦。前回の試合で圧勝したケリーは連勝とし、初代世界タイトル獲得へのステップとしたいところだろう。
#4 大型キックボクサー同士の戦い
テクニックの差が僅差の勝負を分ける技巧派の戦いも楽しいが、デカいアスリート同士の対決も見逃せない。
身長188センチのアンドレイ・ストイカ(ルーマニア)と194センチのフランシェスコ・エクシェジャ(アルバニア)によるライトヘビー級キックボクシングマッチは、まさにこうした種類の戦いだ。
“ミスターKO”のニックネーム通り、ストイカは鉄の塊のようなパンチの持ち主。対するエクシェジャも相手をぐらつかせる打撃が強みで、打ち合いでは一歩も引くことはないだろう。
このため、試合はノックアウトによるフィニッシュで終わる可能性が高く、その瞬間まで一瞬たりとも目を離すことはできない。
#5 インドネシアのMMAスターたち
インドネシアは今やMMA強豪国ということを証明すべく、3人のアスリートが参戦する。
現在7連勝中、フィニッシュ率100%としているエコ・ロニ・サプトラは、フライ級MMA3位コンテンダーで元世界タイトル挑戦者のダニー・キンガッド(フィリピン)と対戦。勝てばランキングトップ5入りもあり得るだろう。
さらに、インドネシアのトップ級のアトム級アスリートのリンダ・ダローは、ビクトリア・ソウザ(ブラジル)と対戦。6勝0敗の完璧な戦績を伸ばすチャンスだ。
今大会のオープニングを飾る一戦では、トップ5入りを目指すストロー級アスリート、エイドリアン・マティス(インドネシア)が、ストライカーのズーラン・ジャーシー(中国)と対戦する。