【9/22大会】ONE Friday Fights 34: Rodtang vs. Superlek を見るべき5つの理由
9月22日(金)の「ONE Friday Fights 34」には、“ムエタイの聖地”タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムでONEチャンピオンシップが毎週金曜日のゴールデンタイムに開催しているイベントシリーズで、過去最大級の豪華カードが集結する。
ムエタイ界屈指のストライカー同士による重要なONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチを目玉に、ムエタイ、MMA、キックボクシングで活躍するスーパースターから新鋭までが勢揃い。
この記事では、「ONE Friday Fights 34」を見るべき理由を5つ紹介する。
#1 ムエタイ史上最大級の戦い
メインイベントは、長年ONEフライ級ムエタイの世界王者として君臨するロッタン・ジットムアンノン(タイ)の防衛戦。挑戦者は、ONEフライ級キックボクシング世界王者で同級ムエタイ1位コンテンダーのスーパーレック・キアトモー9(タイ)。
この一戦は一言で言うなら、ムエタイの歴史上でも有数の重要な意味を持つ戦いだ。
無類のカリスマ性とワイルドでエキサイティングなスタイルを駆使して、ONEのムエタイとキックボクシングで14勝0敗とし、世界の大スターとしての地位を確立しているロッタン。
対するは、ONE出場12試合で黒星は1つのみ、地上最強の技術を誇るストライカーとされるスーパーレック。
こうしたタイのONE世界チャンピオン同士が、ベルトをかけてついに激突するのだ。
#2 雪辱を期すヨードレックペット
メインイベントの前には、ムエタイの世界王者同士の一戦がある。28歳で「ONE Friday Fights」で4戦全勝としているヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)が、長年のライバルのムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)へのリベンジを狙う。
ヨードレックペットは、“ザ・デストロイヤー(破壊者)”のリングネーム通り、ONEで3度の鮮烈なフィニッシュ勝利を決めている。
今回の対戦相手、ムアンタイにはONE参戦前に2度敗れているため、その強力なパワーと打たれ強さを武器に雪辱を期す。
ムアンタイは接近戦とクリンチのスペシャリスト。キャリア通算250戦という驚異的な戦績に新たな白星を加えようと意気込んでいる。
#3 セクサンとタイソンが久々に出場
「ONE Friday Fights」シリーズで一躍有名になったワイルドでエキサイティングなアスリート同士の対決もある。
ONEで5連勝としているセクサン・オー・クワンムアン(タイ)は、超攻撃的で容赦ないスタイルで知られ、“誰にも屈しない男”という意味のリングネーム通りの活躍を見せてきた。
今回キャッチウェイト(140ポンド)のムエタイマッチで対するは、アミール・ナセリ(イラン / マレーシア)。火花の飛び散るような戦いになることだろう。
また、タイソン・ハリソン(オーストラリア)対クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)も必見だ。
ハリソンは激戦となったセクサン戦をはじめ、「ONE Friday Fights」の出場全4試合で、忘れられない白熱した戦いぶりを見せている。今回のクラップダム戦でも同様のパフォーマンスを見せてくれるに違いない。
#4 プラジャンチャイがONEキックに参戦
この世代でトップ級のムエタイ戦士として知られる現ONEストロー級ムエタイ暫定世界チャンピオンのプラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)が、ONEのキックボクシング部門に初参戦。対するはアクラム・ハミディ(アルジェリア)。
プラジャンチャイは今年6月にサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)を撃破してベルトを獲得したばかりで、2023年の最優秀選手賞選出への道を突き進んでいる。
今回の対戦相手、ISKAキックボクシング世界チャンピオンのハミディを倒すことができれば、キックボクシング界でもその実力を証明し、2つ目のONE世界タイトル獲得へ繋がるかもしれない。
#5 MMAのフィニッシャーが勢揃い
これらの立ち技競技が行われる前には、必見の総合格闘技マッチ2戦が行われる。出場するのは、ONEで有数の才能あふれるフィニッシャーだ。
オープニングを飾るのは、ONEで5度目のフィニッシュ勝利を目指すリト・アディワン(フィリピン)と、ONEで89%のフィニッシュ率を誇るエイドリアン・マティス(インドネシア)によるストロー級MMAマッチ。
さらに、独創的なファイトスタイルを有するKOアーティストのシネチャツガ・ゼルトセトセグ(モンゴル)は、チェン・ルイ(中国)とバンタム級MMAマッチで対戦。最初から最後まで激闘となるに違いない。