【2/5大会】ONE: UNBREAKABLE III を見逃せない5つの理由
驚異的なアクションが展開されてきたイベントシリーズ「UNBREAKABLE」だが、フィナーレを飾る大会「ONE: UNBREAKABLE III」(シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録)が、2月5日(金)に配信される。
ONEチャンピオンシップで人気のスター達が多数登場この大会を見るべき5つの理由を紹介する。
#13つ目のベルトを狙うスタンプ
キックボクシングとムエタイの元2競技ONE世界チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ)は、総合格闘技にも注力しており、この金曜日は3つ目のベルトへ大きなステップを踏み出す。
現在アトム級5位コンテンダーのスタンプの総合格闘技の戦績は5勝0敗。だが今回の相手、アリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ)との戦いは最大の試練となるだろう。
ラソヒナは、12勝4敗とスタンプよりも経験豊富。打撃のスペシャリストであるスタンプに、強力な寝技を使ってくるだろう。
ラソヒナは、キャリア初期に2度の判定勝ちをしているが、最近の10勝はすべてサブミッションによるものだ。さらに、これらの一本勝ちは全て、第1ラウンドのアームバーで決めている。
スタンプの寝技は向上しつつあるが、グラップリングのスペシャリストのラソヒナを相手にどうなるか。だが、この試練を克服できれば、スタンプはアトム級のよりビッグなアスリートと対戦できる準備ができていると証明できることだろう。
#2タイトル戦間近⁉︎ 佐藤将光が登場
バンタム級ランキング2位の佐藤将光は、ONEで輝かしい成績を残してきた。戦績は3勝0敗、3人の対戦相手を全てフィニッシュしている。
この大会で勝利を挙げられれば、現王者のビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)が有する世界タイトル挑戦へとぐっと近づくに違いない。
だが、そのシナリオを打ち砕こうとしているのが今回の相手のファブリシオ・アンドラージ。ブラジルのムエタイチャンピオンで、ONEデビュー戦ではマーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド)をフィニッシュし、巨大な可能性を見せつけた。
アンドラージは勝てばバンタム級の上位コンテンダー入りする可能性もあり、モチベーションを高めているだろう。
#3 火花散る⁉︎ライト級総合格闘技マッチ
インドのケララ州出身のラウル・ラジュとアフメド・ムジタバ(パキスタン)がライト級総合格闘技マッチで対決する。
ラジュはシンガポールの「Juggernaut Fight Club」に所属しており、すでにONEで2度一本勝ちしている。
一方、ムジタバはパキスタンのクエッタ出身。ラジュと同じくサブミッションによるフィニッシュ勝利を挙げたことがあるが、ONEのケージ「サークル」では強力な打撃戦も披露している。
両者とも母国に白星をもたらしたいと意気込んでおり、火花が飛び散る戦いになることだろう。
#4 澤田龍人、連勝なるか
ONEの登竜門大会「ONEウォリアーシリーズ」出身の澤田龍人は、本大会のストロー級で徐々に存在感を増している。
インドネシアの空手チャンピオンであるアジス・カリムにわずか69秒で一本勝ちし、華々しくONEデビューを遂げた澤田は、ONE2戦目でボカン・マスンヤネ(南アフリカ)を相手に黒星を喫した。だが、その後ミアオ・リータオ(中国)を下し、この流れを維持したいと思っていることだろう。
今回の対戦相手は、ベテランのロビン・カタラン。フィリピンのムエタイチャンピオンで、直近では2019年11月にグスタボ・バラート(キューバ)を下している。
澤田がこの危険な敵にどう立ち向かうか、今後のストロー級戦線を占う重要な一戦だ。
#5 アウンラ・ンサンの秘蔵っ子も
ティアル・サン(ミャンマー)は、磐石な強みを持つ格闘家だが、ONEライトヘビー級世界チャンピオンのアウンラ・ンサン(ミャンマー)のサポートからも自信を得ていることだろう。
同胞のアウンラ・ンサンと共に現在は名門の「サンフォードMMA」でトレーニングしており、同じく成功を遂げることを夢見ている。
ONEでの連勝しているティアル・サンは、「ONE: UNBREAKABLE III」ではポール・ルミヒ(インドネシア)と対戦する。
ルミヒはインドネシア総合格闘技チャンピオンに5度なっており、国内シーンを席巻した後、世界的な舞台で大きな勝利を欲している。