【12/3大会】ONE: WINTER WARRIORS を見るべき5つの理由

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世界タイトルマッチと、歴史的なトーナメントの決勝が行われる12月3日(金)の「ONE: WINTER WARRIORS」で、ONEチャンピオンシップは2021年の最後の月を盛大にスタートさせる。

そのほかにもアクション満載の4試合が行われ、シンガポール・インドア・スタジアムでONEのケージ「サークル」の扉が閉まる瞬間まで大興奮間違いなしの時間となるだろう。

この記事では、今週末の大注目のイベントを見逃せない5つの理由を紹介する。

#1 アーセル、急成長中の挑戦者迎え防衛戦

Regian Eersel Mustapha Haida FISTS OF FURY III 1920X1280 61

メインイベントは、ONEライト級キックボクシング世界タイトルマッチ。ONEスーパーシリーズの歴史の中でも有数の圧倒的な現王者のレギン・アーセル(スリナム)が、ニューカマーにして5位コンテンダー、イスラム・ムルタザフ(ロシア)を迎えて防衛戦を行う。

ムルタザフはダゲスタン出身で、プロ戦績は56勝4敗。盤石な打撃技術を有しているが、パワフルな回転攻撃などの引き出しもある。

一方、その運動量とアグレッシブさにより、ONEで3度世界タイトル防衛を含む5勝0敗という完璧な成績を残しているアーセルは、自分を追い落とそうとするものには容赦ない攻撃を浴びせる。。

失うものが何もないフレッシュでハングリーな挑戦者か、誰に対しても一歩もひかない王者か。ベルトをかけた対決で、両者は「サークル」内で、完全燃焼することだろう。

#2 アトム級GPの優勝者は?

Stamp and Ritu Phogat square-off inside the Circle at ONE: NEXTGEN.

コーメインイベントでは、スタンプ・フェアテックス(タイ)とリトゥ・フォガット(インド)が対決し、ONE女子アトム級世界グランプリの優勝者が決定する。

女子総合格闘技史上最高のトーナメントでは、すでにいくつかの素晴らしい戦いが行われてきた、クライマックスはさらに忘れられないものになるだろう。

2位コンテンダーのスタンプは、元ONEアトム級ムエタイとキックボクシングの世界チャンピオン。4位のフォガットは、コモンウェルス大会のレスリングのチャンピオンで、両者ともそれぞれの専門分野で世界トップクラスだ。

対照的なスタイルにもかかわらず、2人は総合格闘技で劇的な進化を遂げている。両者とも7勝1敗の戦績を持ち、トレーニングキャンプを重ねるたびに新たな技を習得してきた。

この決勝を制した者は、栄誉ある銀色のベルトと、同階級の女王のアンジェラ・リー(シンガポール)への挑戦権が与えられる。それぞれの得意分野でどちらが優位に立てるかが試合の鍵になるだろう。

スタンプは相手のアゴとボディという弱点を突けるだろうと、一方のフォガットは相手が自身のグラップリングに怯えていると考えている。

金曜日の夜、この2人のどちらのスタイルが「サークル」内で勝るか、必見だ。



#3 秋元皓貴、期待の中国選手と対決

中国のチュー・ジェンリャンが待望のONEデビューを迎え、バンタム級キックボクシングマッチで秋元皓貴と対戦する。

31歳のチューは、世界最高のキックボクサーの1人とされており、ムエタイとキックボクシングの戦績は53勝7敗、18連勝中だ。ついに大舞台でその才能を披露する機会を得て、前評判に見合う活躍をしたいと考えている。

しかし、ONEでの1戦目の相手は、3位コンテンダーの秋元という強敵だ。秋元はONEスーパーシリーズで4勝1敗、3連勝中。強力な空手のバックボーンを有し、シンガポールのメガジム「Evolve MMA」で、ムエタイのレジェンドたちとともにトレーニングをし、試合を重ねるごとに進化している。

勝者は、現役王者のカピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)への挑戦もあり得る必見の試合だ。

#4 ハードヒッター同士のリマッチ

Saygid Guseyn Arslanaliev DC 2391

ライト級3位コンテンダーのダギ・アサラナリエフ(トルコ)と、5位のティモフィ・ナシューヒン(ロシア)はこの階級でも有数のパワフルなアスリートだ。

両者は2018年9月の「ONE: CONQUEST OF HEROES」で1度対戦しており、アサラナリエフは序盤のピンチを乗り越えて、ガツンとしたパンチの連打で、ナシューヒンを仕留めた。

その後、アサラナリエフは2019年10月のONEライト級世界グランプリで、ナシューヒンは今年4月のONEライト級世界タイトルマッチで、クリスチャン・リー(シンガポール)に連勝を止められた。

だが、2人とも以前ランキングトップにとどまっており、今回の大会で活躍できれば、世界タイトルマッチへの強力な後押しになると知っている。

さらに、アサラナリエフは8勝のうち7勝を、ナシューヒンは11度、第1ラウンドで試合を決めている。つまり、この試合では最初から最後まで、火花の飛び散るような展開を期待できるということだ。

#5 若松佑弥、5連勝なるか?

他の試合も見逃せない。

ヘビー級マッチでは、すでにONEで連続KO勝利を収めている韓国の無敗のヘビーヒッターカン・ジウォンが登場。今回、ブラジリアン柔術のレジェンド、マーカス・アルメイダ(ブラジル)を相手に3度目の勝利を挙げられれば、アナトリー・マリキン(ロシア)の次に、ONEヘビー級世界チャンピオンのアルジャン・ブラー(インド)への挑戦権も手に入れられるかもしれない。

アルメイダの総合格闘技の戦績は1勝0敗、タイトルマッチにはまだ経験が足りないと思うかもしれない。しかし、ブラジリアン柔術では、すでに150試合以上を経験し、13の世界タイトルを持っている。総合格闘技への転向が成功し、カンに勝てれば存在感は増すに違いない。

また、フライ級マッチには、現王者アドリアーノ・モラエス(ブラジル)を狙う3位コンテンダーの若松佑弥が登場。若松はこの階級の強敵と対戦し、現在4連勝中。どんな相手にも打ち勝つことができるノックアウトパワーを有している。

対するは、フー・ヨン(中国)。ONEの国別登竜門大会「ONEヒーローシリーズ」で活躍し、デビュー戦ではヨッカイカー・フェアテックス(タイ)を下している。若松を相手に白星を挙げられれば、その評判は急上昇するに違いない。

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