【9/11大会】ONE: A NEW BREED IIを見逃せない5つの理由

Superlek DC 8999

ONEチャンピオンシップは大会シリーズ「A NEW BREED」の第2弾を近々お届けする。 

9月11日(金)、タイ・バンコクで事前収録された「ONE: A NEW BREED II」を配信する。

必見のメインイベントに加えて、トップクラスのフライ級アスリートやONEデビュー戦を迎えるアスリートが登場し、計6試合が行われる。

ここで、今週金曜日のイベントを見逃すべきではない5つの理由を紹介する。

#1 世界チャンピオン同士の対決

メインイベントは、ファン垂涎の世界チャンピオン同士の対決。ポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)対ONEのニューカマー、ショーン・クランシー(アイルランド)だ。

ポンシリは、ムエタイ世界チャンピオンに4度なっており、ONEスーパーシリーズムエタイフェザー級に出場経験がある。同階級では自身より背が高くパワフルな相手と戦い、判定負けを2度喫したものの、対等に渡り合ってきた。

そして今回、自身の普段の体重に近いバンタム級に階級を下げて、名を挙げようと意気込んでいる。だが、そのためには、注目株のヨーロッパ選手を倒さなければならない。

クランシーは、急上昇中の勢いを保ったままONEデビューを迎える。2019年3月のWBCインターナショナルタイトル獲得を皮切りに、4ヶ月後にWBCスーパーライト級世界チャンピオンになり、さらにWBCムエタイ・ファイター・オブ・ザ・イヤーにも選ばれ、2019年を飛躍の年にした。

クランシーはこの金曜日、ONEスーパーシリーズに参戦する初のアイルランド人として歴史に名を刻む。

両者とも前に出るのを好み、後退しないスタイルで知られており、一瞬たりとも目が離せない試合になることは間違いない。「前に出て、出て、出まくる」姿勢と、正確なテクニックにより、ファンはスリルを味わえるだろう。

#2 スーパーレック、フライ級トップ伺う

スーパーレック・キアトモー9(タイ)は、ONEスーパーシリーズムエタイとキックボクシングの両方で、トップのフライ級アスリートとしての地位を築き上げた。

ONEにデビューして以来、ラオ・チェトラ(カンボジア)、ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)、そして直近ではでパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)を倒し、無敗をキープしている。

ONE公式ランキングでも、ムエタイとキックボクシングの両方でフライ級2位につけており、世界タイトル戦まであと一歩の状況にある。ハイライト級の見せ場を作りもう1勝挙げれば、そのチャンスが訪れるかもしれない。少なくとも、ランキングトップに上り詰めるだろう。

だが、チャンスを狙うのは、スーパーレックだけではない。対するファディ・カレッド(チュニジア)は、ランキング入りを虎視淡々と狙っており、テクニックと意欲も十分なファイターだ。

カレッドは2019年1月、ONEデビュー戦で現ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)に敗れたが、現在は順応したようで、先月はファン・ディン(中国)を3ラウンドの戦いの末に退けた。

スーパーレックはランキングトップを、カレッドは上位ランカーを蹴落とすチャンスを得る可能性があるマッチアップだ。



#3 スーパーガールの“スーパー”デビュー

8月はニューカマーのワンダーガール・フェアテックス(タイ)がファンに強い印象を残したが、次は10代の妹のスーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)がONEの舞台で輝く番だ。

スーパーガールには「ムエタイの神童」という言葉がぴったりだ。バンコク在住、PBAタイチャンピオンであり、プロ戦績は37勝5敗1分。何より驚くべきはまだ若干16歳という事実だ。

スーパーガールは、きちんとしたスキルとテクニックで対戦相手を退けてきたが、最大の武器は破壊力の高いヒザだろう。自身の胸の高さまで腰ごとヒザを引き上げ、ほぼ斜めにフルパワーで繰り出してくる。1発でも食らったら、ましてや連打されたら、どんな対戦相手でも崩れ落ちるだろう。

対するアルゼンチンのムエタイチャンピオンのミラグロス・ロペスは、スーパーガールの攻撃に対応し、倒しにかかってくるだろう。24歳のロペスは、スーパーガールのヒザのような強烈な武器は持ち合わせていないかも知れないが、パンチとキックを打ちまくるスタイルで、10代の対戦相手の勢いをそぐこともあり得る。

さらに、両者ともONEの歴史になを刻むことになる。スーパーガールはONEスーパーシリーズのデビュー年齢最年少記録を更新、ロペスはONEスーパーシリーズに参戦する初のアルゼンチン女性になる。

#4 総合格闘技6人のタレント

ONEスーパーシリーズムエタイとキックボクシングがメインとコーメインを飾るが、才能溢れる6人が登場する、総合格闘技3試合も忘れてはいけない。全員がONEデビュー戦だ。

ダゲスタン出身のアブ・ムスリム・アリカノフは戦績を3戦0敗に、パスカル・ジャスキウィス(フランス)は戦績3勝1敗とするため、試合に挑む。

プロデビューを迎える2018 One Shin Cupチャンピオンのプラッチ・ブアパ(タイ)は、テコンドーチャンピオンのブローガン・スチュワート・ウン(オーストラリア)と対戦。

第1試合を飾るのは、ライト級アスリートのウィッチャヤコン・ニャムダノム (タイ)対モロッコのキックボクシング国内チャンピオンであり、総合格闘技デビュー戦を迎えるカリッド・フリギーニ

これらの若きアスリートたちは、等しく大舞台で輝くためのチャンスを得る。ファンは未来のONE世界チャンピオンを見つけられるかもしれない。

#5 世界 vs. タイ 

Muay Thai fighter Superlek Kiatmoo9 flexes following his big win5人のタイの格闘家たちは、国外の選手を相手に国の誇りをかけて戦う。

ポンシリ、スーパーレック、スーパーガール、ブアパ、ニャムダノムは、オーストラリア、欧州、北米、南米の世界中のアスリートを相手にする。

金曜日の夜、タイ勢がイベントを席巻できるのかどうか。是非とも「ONE: A NEW BREED II 」をチェックしてほしい。

Read more: 【9/11大会】ONE: A NEW BREED IIのフルカード発表

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