【11/16大会】AGE OF DRAGONSを見逃せない4つの理由
11月は立て続けにイベントが3つ開催され、ONEチャンピオンシップにとって1年で最も忙しい月となる。そんな多忙な11月の折り返し地点となる2番目の大会が11月16日(土)の「 ONE: AGE OF DRAGONS 」だ。
2週間という短い期間に3大会が詰め込まれているにもかかわらず、その質には妥協はない。今回の中国・北京のキャデラック·アリーナでの大会も、ワクワクするような対戦の連続だ。
もしあなたが格闘技ファンなら、今週末は確実にソファーに陣取って試合を観戦するのが賢明だ。数ある理由の中の5つだけ、以下でお伝えしよう。
#1 世界王者同士のラバーマッチ
8月のONEデビュー戦でイリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)は鮮やかなパフォーマンスを見せONEフライ級世界王者に輝いた。今回の北京ではワン・ウェンフェン(中国)を相手に初防衛戦に挑む。
両選手にとって今回の対戦は特別な意味を持つ。過去2度の対戦で1勝1敗となった相手だからだ。前回の試合を踏まえると、最長5ラウンドとなる今回の3戦目は見逃せない試合になるだろう。
エナッシとウェンフェンにとっては、ついに決着をつけ、どちらがより強い格闘家かを証明するチャンスだ。忘れられない戦いになることは間違いない。
#2 2人の巨人のぶつかり合い
タリック・ケバベス(モロッコ)はONEのトップアスリートの1人だ。恐れを知らない積極的な攻撃スタイルで、ここ1年半で4試合に勝利した。
そして今、彼はONEライトヘビー級キックボクシング初代世界王者の座につくチャンスを目の前にしている。だがベルトを獲得するためには、危険なライバルを倒さなくてはならない。
今大会のメインイベントの1つで、ケバベスはローマン・クリークリャ(ウクライナ)と2度目の対戦に臨む。2015年には判定勝ちを収めた相手だが、体格、技術、スタイルと共に自らの攻撃的なスタイルとは鮮やかな対照を為すクリークリャは楽な対戦相手ではないとケバベスはよくわかっている。
2人の巨人が力強いパンチでぶつかり合う熾烈な戦いが待ち受けているだろう。
#3 伝説のムエタイ格闘家が再登場
この6ヶ月、ムエタイファンたちが姿を見るのを心待ちにしていた偉大なアスリートの1人、ヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)が参戦する。
ONE参戦以来、ヨドサンクライは鮮烈なノックアウトを2度決め、2018年と2019年のベストマッチを飾った。再びリングに戻る時、彼がどれほどのスリルを味合わせてくれるかは想像に難くないだろう。
ヨドサンクライはいつも通り様々なテクニックを携えて試合に臨む。有名な左ラウンドハウスキックに加え、力強いパンチは4オンスのグローブでより効果を増すだろう。だが、対戦相手のジャマール・ユスポフ(ロシア)も簡単に倒される相手ではないはずだ。
#4 レスリングの天才ONEデビュー
インドの総合格闘技界は、リトゥ・フォガット(インド)の総合格闘技デビュー戦を固唾を呑んで見守るだろう。
姉妹たちと同様にレスリングですでに成功を収めてきた25歳のフォガットは、ONE参戦という新たな道に一歩を踏み出すことを決めた。中国ではメインカードでデビュー戦を迎える。
フォガットはシンガポールの有名ジム「Evolve MMA」でトレーニングを積み技術を磨いてきた。それでも、キャデラック·アリーナでのキム・ナムヒ(韓国)との試合は簡単な戦いではないだろう。
キムはフォガットよりもだいぶ長い3年間、キックボクシングと柔術のトレーニングを続けてきた。8月のデビュー戦では勝利を収めている。だが、フォガットがもし寝技に持ち込むことができたなら、卓越したグラップリングの技術と新たに身につけた総合格闘技の技の前にナムヒの経験も意味を失うかもしれない。
#5 充実のプレリム
「ONE: AGE OF DRAGONS」の対戦カードの充実っぷりは、プレリムの試合だけでも普通の大会のヘッドラインを飾れるほどだ。
ヨリーナ・バース(オランダ)はムエタイとキックボクシングで何度も世界王者に輝き、43勝0敗3引き分けという記録を持つ百戦錬磨の強者だ。そのバースが、今回ついにONEデビューを果たす。新進気鋭の若手、クリスティーナ・ブロイアー(ドイツ)との女子フライ級キックボクシングの対戦で、新しい大きな一歩を踏み出す。
それに加え、中国のメン・ボーも自国の多くの才能溢れた総合格闘家たちに先駆け、待望のONEデビューを迎える。対戦相手はラウラ・バリン(アルゼンチン)だ。他にも世界各地からのトップアスリートが目白押しの今大会。最初から最後まで、スリリングな息もつかせぬイベントとなるだろう。
北京 | 11月16日 (土) | 18時(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)