【10/30大会】ONE: INSIDE THE MATRIXを見逃せない5つの理由

ONE World Champions Aung La N Sang, Christian Lee, Xiong Jing Nan, and Martin Nguyen headline ONE: INSIDE THE MATRIX on 30 October

ONEチャンピオンシップは、シンガポール・インドア・スタジアムを熱気で埋め尽くす準備ができている。 

10月30日 (金)、ONEはシンガポールで、最初から最後まで大興奮の試合だらけの「ONE: INSIDE THE MATRIX 」を開く。

多様な格闘技の世界チャンピオンが6人登場するほか、ONE最大級のスーパースターが久しぶりにONEのケージ「サークル」に帰ってくる。

この記事では、そんな大イベントである「ONE: INSIDE THE MATRIX」を見るべき5つの理由を紹介する。

#1 4人の世界王者がタイトル防衛

「ONE: INSIDE THE MATRIX」では、4つの世界タイトルマッチが行われる。

メインイベントでは、ミドル級とライトヘビー級の2階級王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)がONEミドル級世界タイトル防衛に臨む。アウンラ・ンサンは7連勝中で、フィニッシュ率は92%。最近では、ONEヘビー級王者のブランドン・ベラ(フィリピン)を倒している。

コーメインイベントでは、ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール)が登場する。リーは、フェザー級から階級を上げて以来負けなしだ。

2019年5月、青木真也からONEライト級世界タイトルを奪取。さらに10月、ONEライト級世界グランプリ決勝戦に出場し、ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)をユナニマス判定で下してトーナメントを制覇している。今回がリーにとって初の世界タイトル防衛戦だ。

3つ目の世界タイトルマッチでは、ONEフェザー級世界チャンピオンのマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)が、3位コンテンダーのタン・リー(ベトナム/米国)と対戦。KO数は両者合わせて19、という強力なノックアウト・パワーがぶつかり合う試合になるだろう。

そして、4つ目の世界タイトルマッチは、ONE女子ストロー級世界チャンピオンのション・ジンナン(中国)対1位コンテンダーのティファニー・テオ(シンガポール)。両者は2018年に対戦し、ションが勝って初代ストロー級タイトルを手にしたという経緯があり、今回は待ちに待ったリマッチだ。

#2 無敗キープを目指す2人の挑戦者

2人のコンテンダーが、無敗記録キープをかけて世界王者に挑戦する。

メインイベントの」ONEミドル級世界タイトルマッチの挑戦者、ライニアー・デ・リダー(オランダ)はプロ戦績12勝0敗。1試合をのぞいて全てフィニッシュ勝利を決めている。

シンガポールでは、13個目の勝ち星と、ミドル級のベルトを手にすることができるか。

デ・リダーの記録も圧倒的だが、コーメインイベントの挑戦者ユーリ・ラピクス(モルドバ)も未だ無敗だ。プロ戦績は14勝0敗、フィニッシュ率は100%。さらに、全ての対戦相手を第1ラウンドで倒しているのだ。

リーを相手に同様の結果が得られるか、見逃せない試合だ。



#3 再起を狙うフォラヤン

Filipino mixed martial arts icon Eduard Folayang heads to the cage

エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)は、ONEライト級世界チャンピオンの王座から陥落して以来、いくつかの試練を経験した。

フォラヤンは、過去4試合中3試合で黒星を喫しているが、もう一度タイトルを獲りたいと切実に願っている。そのため、今回のアントニオ・カルーソ(オーストラリア)戦は負けられない試合だと分かっている。

幸運にも、フォラヤンはシンガポールとは相性が良く、ここで行われた試合では6勝1敗としている。2016年11月に青木真也を倒して、ONEライト級世界タイトルを獲得したのもこの場所なのだ。

だが、勝ち星は保証されているわけではない。

カルーソは、「サンフォードMMA」でトレーニングをしているアスリートで、強力なブラジリアン柔術の技術を有しており、フォラヤンは過去にグラップラーを相手に苦戦しているからだ。

#4 アトム級の若手が闘志

Ritu Phogat fights Nou Srey Pov at ONE: INSIDE THE MATRIX

オープニングマッチでは、2人の女子アトム級アスリートが登場する。

レスリングのアイコン、リトゥ・フォガット(インド)は、その一級のグラップリングスキルを総合格闘技に生かしており、この金曜日はONEで3連勝目を狙う。さらにできれば、上達した打撃で第1ラウンドにノックアウト勝ちしたいと意気込んでいる。

だが、それはクン・クメール世界チャンピオンで、数々の打撃の技を有しているノウ・スレイ・ポブ(カンボジア)が相手では難しいかもしれない。スレイ・ポブは、エルボーなどの打撃でどんな相手もノックアウトする力を有しており、フォガットにもこれは脅威になるに違いない。

両者とも、それぞれの競技で世界トップクラスの選手。さらに「ONE: INSIDE THE MATRIX 」で快勝すれば、2021年のONEアトム級世界グランプリの出場権も獲得できるかもしれない。

#5 観客を入れて試合再開

Inside the Stadium Indoor Stadium during a live ONE Championship event

この2月から、ONEは全ての試合を無観客で行ってきたが、この金曜日にそれは変わる。

今年前半にシンガポール政府が新型コロナウイルス対策に関する制限を打ち出して以来、初めての観客を入れた試合になるのだ。シンガポール・インドア・スタジアムには、250人の観客が入る予定。

ONEとシンガポール政府は、全員の安全を確保するため、必要な対策を取る。アリーナに入る前には全員に抗原テストを実施する。

これは、スポーツ業界にとっては大きな一歩であり、ONEはその先頭に立つことになる。この困難な時期を乗り越えていく中で、近い将来、より多くの観客が格闘技の魔法を目の当たりにすることができるように願おう。

Read more: 【10/30大会】アウンラ・ンサン「デ・リダー戦、フィニッシュする」

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