【11/6大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IIを見逃せない5つの理由

Timofey Nastyukhin VID_2428

2020年最大のショーを終えたばかりのONEチャンピオンシップは、イベントシリーズ「INSIDE THE MATRIX 」の第2弾をお届けする。

11月6日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録された「ONE: INSIDE THE MATRIX II」を配信する。

メインイベントは、ONE世界タイトルマッチのメインイベント。ランキング上昇を狙うコンテンダーに、雪辱を狙うアスリートが登場し、計5試合が行われる。

この記事では「ONE: INSIDE THE MATRIX II」を見るべき5つの理由を紹介する。

#1 ONE世界ウェルター級タイトルマッチ

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メインイベントは、世界タイトルマッチだ。ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)が、無敗の挑戦者、ジェームズ・ナカシマ(米国)を相手に初の防衛戦を行う。

アバゾフはアギラン・ターニ(マレーシア)に一本勝ちし、岡見勇信のデビュー戦でノックアウト勝利。そして2019年10月、当時のタイトルホルダーだったゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)を5ラウンドにわたって圧倒し、ベルトを獲得した

総合力の高さで知られるアバゾフは、打撃、グラップリング、スタミナなど、長期王座に君臨できるだけの資質を有している。だが、ナカシマがそれを止められるかもしれない。

ナカシマは、レスリングの名手であり、2015年1月に総合格闘技のプロデビュー以来、12連勝中。レイモンド・マゴメダリエフ(ロシア)、元ONEウェルター級タイトル挑戦者のルイス・サントス(ブラジル)、岡見を倒している。

レスリングに加えて、イタリア・ミラノでジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)と頻繁にトレーニングし、打撃技術は大幅に向上。2019年8月の岡見戦でその成果を発揮している。

アバゾフもナカシマも死角のない技術を有しており、拳に籠るエネルギー、そして粘り強さがぶつかり合う、一瞬たりとも見逃せない試合になるだろう。

#2 ONEライト級挑戦者決定戦

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2人のトップライト級アスリートがコーメインイベントのONEライト級世界タイトルの挑戦者決定戦で激突する。3位コンテンダーのピーター・バウシュト(オランダ)と、4位のティモフィ・ナシューヒン(ロシア)だ。

バウシュトは、新ONEミドル級世界チャンピオンのライニアー・デ・リダー(オランダ)と同じジム、オランダ・ブレダ の「コンバット・ブラザーズ」に所属する急激に台頭したアスリートだ。

プロ戦績は16勝4敗で現在8連勝中。直近では、アントニオ・カルーソ (オーストラリア)、元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン (フィリピン)倒し、この階級での立ち位置を確立した。

対するナシューヒンは、プロ戦績は13勝4敗。目を引くような連勝中、という訳ではないが、印象的な勝利を多数挙げている。

特に、ONEチャンピオンシップでは派手な勝ち様を見せ。ロブ・リシータ(オーストラリア)を6秒でノックアウトし団体の最速KO記録を有している。また、フライング・ニーでフォラヤンをKOし、レジェンドのエディ・アルバレス(米国)を第1ラウンドTKOで下している。

両者はともにグラップリングの素養があるが、打撃戦を好む。13センチ身長が高いバウシュトはアウトサイドから攻め立て、ナシューヒンは距離を縮めてノックアウトパワーを見せつけるだろう。

この試合に勝利した者がONEライト級世界タイトルへの挑戦権を得て、王者クリスチャン・リー(シンガポール)と対戦する可能性もある。



#3 アトム級トップが激突

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中国とインドネシアのトップアトム級アスリートが、ONEのケージ「サークル」に登場する。ハイライト級の勝利を挙げれば、来年開催予定のONEアトム級世界グランプリへの切符が約束されるはずだ。

アトム級ランキング2位のメン・ボー(中国)は、総合格闘技のプロ戦績は14勝5敗。フィニッシュ率は55%で、直近では元ONE女子ストロー急世界タイトル挑戦者のラウラ・バリン(アルゼンチン)を3分足らずで下している。

この金曜日、その一級のボクシングスキルをぶつける相手は、インドネシアのプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール

ルンバン・ガオールは、ウーシューの世界チャンピオンのメダリストに2度なっており、打撃に加えて、レベルの高いグラップリング技術も有している。

さらに、対ストライカー戦では、強さを発揮することが多い。クン・クメールの世界チャンピオンのノウ・スレイ・ポブ(カンボジア)とミャンマーのボクシングチャンピオンのボスヒナ・アントニアを倒して、現在2連勝中だ。

#4 フライ級KOアーティストが対戦

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フライ級最高のストライカー同士が、真っ向勝負で打ち合い、KOを狙いに行く。

4位コンテンダーの若松佑弥は、プロ戦績12勝4敗、フィニッシュ率は83パーセント。

若松は、ONEの全試合でその素早いパンチを披露しており、危険なアスリート。元ONEフライ級世界王者ジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)を初めてノックアウトしたアスリートだ。

だが、韓国の天才キム・キュサンには注意が必要だ。

キムはの戦績は10勝3敗、フィニッシュ率は60%。若松より11センチ高い身長というアドバンテージがある。若松のパワーに対し、リーチを生かして、安全な距離を保つだろう。

フライ級のノックアウトアーティスト同士、瞬きする隙間もない、大注目の一戦となりそうだ。

#5 サプトラさらなる上昇狙う

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インドネシアのレスリングチャンピオンに何度もなったエコ・ロニ・サプトラは、フライ級での上昇と、5連勝目をかけて対戦する。

サプトラはこの10月、ムルガン・シルブラージョ(マレーシア)にクリエイティブなサブミッションで勝利した

ONE: INSIDE THE MATRIX II」では、フィリピンの極真空手のチャンピオン、ラモン・ゴンザレスと対戦する。

サブミッションで3連勝しているゴンザレスはこの金曜日、四肢を極め、勢いに乗るサプトラを止めることができるか。

Read more: 【11/6大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IIのフルカード発表

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