【11/13大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IIIを見逃せない5つの理由
大興奮のイベントシリーズ「INSIDE THE MATRIX 」をこれまでに2度お届けしたONEチャンピオンシップが、アクション満載の大会第3弾をお届けする。
11月13日(金)、世界最大の格闘技団体ONEは、「ONE: INSIDE THE MATRIX III」(シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録)を配信する。
トップランクのコンテンダーや、一級のスキルを有するニューカマー、近い将来ONE世界タイトルの挑戦者になりうる急上昇中のスターたちが登場する。
この記事では、「ONE: INSIDE THE MATRIX III」が見逃せない理由を紹介する。
#1 チームラカイ勢が参戦
フィリピンの強豪「チームラカイ」のアスリートたちが、「ONE: INSIDE THE MATRIX III」に3人登場する。
元ONEバンタム級世界チャンピオンのケビン・ベリンゴン、元ONEフライ級世界チャンピオンのジェへ・ユスターキオ 、急上昇中スターのリト・アディワンだ。
ベリンゴンは現在バンタム級1位コンテンダー。この階級で最も危険なKOアーティストであるジョン・リネカー(ブラジル)と対戦する。
ユスターキオは、ONEフライ級世界タイトル挑戦権への大きなステップそして、ONE公式アスリートランキング入りを目指す。そのためには、4連勝中のソン・ミンジョン(韓国)を倒さなくてはならない。
大会第1試合を飾るのは、ストロー級5位コンテンダーのアディワン。ランキング順位を死守をかけて、ONE本戦デビューを迎える修斗ストロー級チャンピオンの箕輪ひろばと対戦する。
また、「ONE: INSIDE THE MATRIX III」では、批判を受けたチームラカイのヘッドコーチのマーク・サンジャオと弟子たちが、その実力を証明する絶好の機会にもなる。
#2 リネカーの大チャンス
リネカーは現在バンタム級5位コンテンダーだが、この金曜日にハイライト級のパフォーマンスをすることができれば、順位上昇もあり得る。
リネカーは元バンタム級キングで、この部門で長年活躍してきたベリンゴンと対戦する。ベリンゴンは、現在1位コンテンダーで、ONEバンタム級歴代トップのフィニッシュ数6を有している。
ウーシューのスペシャリストでもあるベリンゴンとの対戦はリネカーも楽しみにしており、打ち合いを辞さないつもりだ。もし、リネカーがベリンゴンに勝てれば—それもフィニッシュで—ランキング順位も上がり、ONEバンタム級世界タイトル挑戦への道も開けてくるだろう。
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#3 モンスター並、ウェルター級選手のバトル
メイン、コーメインイベントともに大注目の大会だが、注目のウェルター級2選手もONEのケージ「サークル」に登場する。
ロシアの総合格闘技チャンピオンのムラド・ラマザノフは2月のONEデビュー戦を含め、9戦連続で勝利を手にしている。その文句なしの記録と、77%のフィニッシュ率で、ウェルター級で次にブレイクする可能性も高いアスリートだ。
対するは、パンクラスのチャンピオンで、野獣を意味する“ジャパニーズ・ビースト”のリングネームを有する手塚裕之。現在5連勝中で、フィニッシュ率は77%。
ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)は初防衛したばかり。この試合の勝者は、次の挑戦者の順番待ちリストに入る可能性も十分にある。
#4 ブラジリアン柔術のスターが初参戦
ブラジリアン柔術のスーパースター、ユーリ・シモエス(ブラジル)が待ちに待ったONEデビューを迎える。
シモエスは、ブラジリアン柔術界では有名な選手であり、脅威の戦績86勝21敗を有する。2度ADCC世界チャンピオンに輝き、世界ノーギブラジリアン柔術タイトルも4度獲得している。
シモエスは、何度もブラジリアン柔術の世界チャンピオンになったゲイリー・トノン(米国)や、何度もムエタイ世界チャンピオンになったデェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)のように、スムーズに総合格闘技に転向したいと思っている。
初めての試練の相手は、ベテランのファン・ロン (中国)。ファンは27歳で、中国の総合格闘技チャンピオンであり、プロ戦績は13勝2敗。フィニッシュ率は92%で、新ミドル級王者のライニアー・デ・リダー(オランダ)との再戦の機会を伺っている。
簡単な試合ではないが、シモエスはモチベーションを高めている。おそらくこの金曜日、新たなスターが誕生するだろう。
#5 日本のストロー級のスターが登場
「ONE: INSIDE THE MATRIX III」では、日本の箕輪ひろばもONEデビューを迎える。
これまでのONEストロー級の歴史を振り返ると、修斗のストロー級チャンピオンが、ONEでもチャンピオンになる傾向が見られる。猿田洋祐や内藤禎貴(のび太)は、修斗のベルトを獲得してONEデビューし、すぐに世界タイトルを手にした。
こうした先達と同様、箕輪の経歴も目を見張るものがある。プロ戦績は、11勝2敗、フィニッシュ率は100%。高い総合力を生かして、5位コンテンダーのアディワンと激突する。
さらに、この才能あふれる日本のアスリートは若干21歳であり、まだまだ成長の余地がある。箕輪はONEで長年にわたってスターとして活躍する可能性もあるため、このデビュー戦が必見なのは言うまでもない。
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