【4/15大会】ONE On TNT II を見るべき5つの理由

Janet Todd Alma Juniku FISTS OF FURY III 1920X1280 46

米国のテレビでゴールデンタイムで生中継されたイベント「ONE on TNT I」でONEチャンピオンシップは爆発的なイベントをお届けしたが、第2弾も驚きのアクション尽くしの大会になるだろう。

日本時間の4月15日(木)の「ONE on TNT II」では、総合格闘技とムエタイの5試合が行われ、急上昇中のアスリートや、絶対的な強さを誇る世界チャンピオンが登場する。

ここで、このイベントを見逃せない理由5つを紹介してみよう。

#1 名勝負の予感!世界タイトルマッチ

クリスチャン・リー(シンガポール)がティモフィ・ナシューヒン(ロシア)を迎え、ONEライト級世界タイトル防衛に臨む。両者の戦いは最初から最後までノンストップの戦いになることだろう。

リーは2019年に階級の頂点に輝いた上、ONEライト級世界グランプリで優勝。以来、圧倒的な存在となってきた。

ハードヒッター同士の両者の対戦は、必然的なものだ。両者合わせてフィニッシュ勝利は24度。2人ともその総合力の高さゆえ、どのような状況でもフィニッシュを決めることができる。

前回の世界タイトル挑戦者を第1ラウンド2分19秒でTKOで下したリーだが、今回のナシューヒン戦は最大の試練となるだろう。

名勝負となる可能性を秘めている一戦だ。

#2 2競技王者目指すトッドが登場

ONEアトム級キックボクシング世界チャンピオンのジャネット・トッド(米国)は、ムエタイでの2つ目のベルトを目指し、着実に歩みを進めたいと思っている。

直近では4位コンテンダーのアルマ・ユニク(オーストラリア)を下したトッド。キック王者の立場を使って、すぐにでもタイトルマッチを要求することもできたかもしれないが、代わりにまずは3位コンテンダーのアン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)に勝とうと決意している。

トッドは現在好調で5連勝中。初代ONEアトム級ムエタイ世界王座の座を争ったデビュー戦でスタンプ・フェアテックス(タイ)に負けたのがONEでの唯一の黒星だ。

一方のホグスタッドもユニクを倒しており、オールラウンドなスタイルで、トッドを苦しませるに違いない。キャリア最大の試合で、強敵の勢いを削ぎ、ランキングを上げるまたとないチャンスだ。

両者は4オンスの総合格闘技用グローブを付け、全力でぶつかり合うことだろう。



#3 登竜門出身の期待のアスリート

シネチャツガ・ゼルトセトセグ(モンゴル)はONEの登竜門シリーズ「リッチ・フランクリンのONEウォリアーシリーズ」で4勝し、ONEとの契約を勝ち取った。そしてわずか55秒でマー・ジャウェン(中国)を倒した。

今回の対戦相手は、同じくヘビーヒッターの中原由貴

ゼルトセトセグは過去5勝のうち4勝をKOで挙げており、うち3回は第1ラウンドでの勝利だった。一方の中原もONEで2度フィニッシュ勝利を決めている。

ゼルトセトセグは「ONEウォリアーシリーズ」出身の中で最も有望な選手の1人であり、今回印象的なパフォーマンスを見せることができれば、すぐにフェザー級の上位に食い込むことができるだろう。

しかし、中原は3月の「ONE: FISTS OF FURY II」で見事なTKO勝利を収めており、トップ5も視野に入っている。

この試合で衝撃的なパンチを先に打ち込んだ者が、2021年の後半にこの階級を代表するアスリートになるかもしれない。

#4 上久保周哉、トップ5なるか?

上久保周哉ミチェル・チャマール(アメリカ / グアテマラ)に勝ち、無敗キープができれば「ONE on TNT II」ではバンタム級ランキングに変動が起こるかもしれない。

上久保はこれまでにONEで4連勝しているが、ジョン・リネカー(ブラジル)やファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)といったこの階級のトップ選手にランキングで追い抜かれた。

上久保はどんな選手もてこずらせるスキルを持っているが、決定的な勝利を収めれば、再度ランキング入りも視野に入ってくる。

一方、ONEに加わったばかりのチャマールは、サブミッションのスペシャリストで、これまでの勝利は全て一本勝ちによるもの。

上久保にとっては、連勝をさらに伸ばして、世界タイトルへの道を歩むチャンスだが、チャマールも国際的な舞台で知名度を上げようと意気込んでいるに違いない。

#5 フライ級ストライカー同士が激突

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総合格闘技ルールでストライカー同士のキム・キュサン(韓国)とワン・シュオ(中国)が熱戦を繰り広げる。

キムは、キックボクシングでプロ戦績15勝3敗としており、総合格闘技の経験もある。ONEで最も背の高いフライ級アスリートでありながら、接戦を恐れず、6人の対戦相手をKOした圧倒的なパワーを持っている。

ワンは6年前のほろ苦いプロデビュー戦以来のONE復帰。この間、アジアのシーンを席巻し、地域タイトルを獲得し、12勝4敗というプロ戦績を築いた。今回は大舞台に向けて準備が整っていると証明するのを楽しみにしている。

キムは積極的に前に出るのを好み、ワンは強力なカウンターで攻勢をかけてくるだろう。

両者ともにスタンドで優位に立とうとすることは間違いなく、スリリングな戦いになるだろう。

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