【4/8大会】ONE On TNT I リードカードを見るべき5つの理由
ONEチャンピオンシップの2021年最大の大会が数日後に迫っている。
日本時間では4月8日(木)に配信される「ONE on TNT I」は世界クラスのタレント揃いで、北米のテレビでゴールデンタイムに生中継される。
すでにファンたちは、歴史的なメインカードを楽しみにしているかも知れないが、リードカードもそれに負けず爆発的なアスリート揃いで、イベント全体の雰囲気を盛り上げてくれることだろう。
この記事ではそんな「ONE on TNT I」のリードカードを見るべき理由5つを紹介する。
#1 ウェルター級注目の戦い
リードカードの目玉となるのは、ともに世界タイトルへの挑戦を目指すウェルター級アスリート同士の対決。
タイラー・マグワイア(米国)とダゲスタンのフィニッシャー、レイモンド・マゴメダリエフ(ロシア)は、両者とも総合力の高い格闘家で、強力なグラップリングと、ヘビーパンチの持ち主だ。2人合わせて19勝2敗という驚異的なプロ戦績を有しており、敗北の味をほとんど知らない。
マグワイアとマゴメダリエフは、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)を脅かす存在として浮上しており、この日に白星を挙げられれば、王座への挑戦権を獲得できるかも知れない。
#2 セルビアのKOマシーン、上昇狙う
ラーデ・オパチッチ(セルビア)は、ONEスーパーシリーズで最も急速に成長しているスターの1人。
23歳のオパチッチはこれまでにONEで2戦して強敵な活躍をしており、ベテランのエロール・ジマーマン(オランダ)を見事なスピニングヒールキックでノックアウト、そしてブルーノ・スサナ(ポルトガル)にもTKO勝ちを決めている。
もしオパチッチがこのまま上昇気流に乗り、3連続フィニッシュ勝利を達成すれば、初代ONEヘビー級キックボクシング世界王座に挑戦する可能性は十分にある
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#3 話題のオマール・ケインが登場
オマール・ケイン(セネガル)は、インターネット上で大いに話題になった選手だ。
ケインは、レスリングの技術を見事に総合格闘技に融合させ、難なく相手を地面に放り投げ、圧倒的なグラウンド・アンド・パウンドで粉砕する。
ONEデビュー戦では、ムエタイとキックボクシングの世界ヘビー級チャンピオンに4度輝いたアライン・ンガラニ(香港)を相手に第1ラウンドでTKO勝利。今回はイランのレスリングのスターのメフディー・バルギにも同じような勝ち方をしたいと意気込んでいる。
もしケインが再び見事なフィニッシュを決めることができれば、ヘビー級総合格闘技の注目すべきコンテンダーとしての地位を確立できることだろう。
#4 雪辱目指すヘビー級イラン勢
ONEのイラン人ヘビー級選手たちは、2021年に厳しいスタートを切った。
「AAAチーム」に所属するバルギと、チームメイトであるアミル・アリアックバリは、今年の初めにそれぞれカン・ジウォン(韓国)と対決し、両者とも序盤は優勢だった。だが最終的にはカンに粘られ、2度連続で逆転ノックアウトを決められている。
イラン勢、特に「AAAチーム」はこれらの最近のパフォーマンスに満足していない。そのため、バルギは特別なモチベーションを持ってONEのケージ「サークル」に入り、人気が高まるケインと対峙することだろう。
#5 「ONE On TNT」を盛り上げる!
この番組は、今月毎週水曜日の夜(日本では木曜日の朝)、アメリカのゴールデンタイムに放送される4部構成のイベントシリーズ「ONE On TNT」の第1弾にあたる。
これら3つのリードカードが全ての始まりとなるため、スリリングな時間の始まりをお楽しみに!
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