【8/28大会】ONE: A NEW BREEDを見逃せない5つの理由

Thai superstar Stamp Fairtex elbows Sunisa Srisen in the face

ONEチャンピオンシップは8月28日(金)、「ONE: A NEW BREED 」をタイ・バンコクでを開く。最初から最後まで見逃せない7試合が行われる。

大注目の世界タイトルマッチに、トーナメント決勝戦、さらにムエタイと総合格闘技のスリリングな5試合がある。4人の格闘技の世界チャンピオンが登場する予定だ。

この記事では「ONE: A NEW BREED」が必見のイベントである理由、5つを紹介する。

#1 メインは世界タイトル戦

この数ヶ月総合格闘技に集中していたONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ)は、バックボーンの競技であるムエタイに戻り、メインイベントでベルト防衛に臨む。

スタンプのプロ戦績は63勝16敗5分。今年2月にスピリット判定でジャネット・トッド(米国)を相手に敗れ、ONEアトム級キックボクシングのタイトルを失ったため、モチベーションは特に高まっている。決戦の場はホーム・タイであり、そして自身が最も得意とする競技。このベルトを絶対に失いたくないはずだ。

今回は、パンチ、得意のキック、そして素晴らしいカウンターを惜しみなくリングで披露し、持久力、パワー、そして総合力の高い試合運びを駆使して、挑戦者のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)を倒しにかかるだろう。

ロドリゲスは「微笑みの国」タイに2年前に拠点を移し、国内で急速に名を挙げてきた。

戦績は30勝5敗、ベテランのダンコンファ・ジャオサノイ・ムエタイや、タナンチャノック・ゲーオサムリットといった選手を倒し、アユタヤ・ミラクル・チャンピオンになった。

スタンプはパワフルなストライカーではあるが、ロドリゲスはスタンプを疲れさせる作戦を用意している。そのためには、ロドリゲスは、真っ向から、パンチ、キック、ヒザの連打でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。

両者のスタイルは相性が良く、かかっているものも大きな試合。花火のような試合になることは保証されている。

#2 バンタム級ムエタイトーナメント決勝

ONEバンタム級ムエタイトーナメントの決勝戦では、、ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ) と、クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)が対戦する。

ムエタイの世界チャンピオン同士の戦いであり、この試合は「ファイト・オブ・ザ・ナイト」になる可能性を秘めている。

両者とも前に出て、ローキックを放ち、拳には途方もないノックアウトパワーを有している。ロドレックは右クロス、クラップダムは左クロスだ。

多くのアスリートがこれらのパワーをすでに体感している。ロドレックは、アンドリュー・ミラー(スコットランド)をノックアウトで倒し、強敵のリアム・ハリソン(イギリス)とクリス・ショー(スコットランド)も下している。

一方、クラップダムはその左クロスを駆使して昨年9月、ONE公式アスリートランキング2位のコンテンダー、ボボ・サッコ(フランス)を倒した。さらに、先週行われたもう1つのトーナメント準決勝では、トップランカーのセンマニー・クロンスアンプルリゾート(タイ)を相手にノックアウト勝ちを決めた

このコーメインイベントは、最後までエキサイティングなものになるだろう。優勝者は現ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に挑戦するチャンスを得るため、2人のアスリートとも特にやる気が高まっている。

#3 ザンボアンガ兄妹が同時参戦

フィリピンの兄妹アスリートの、デニス・ザンボアンガドレックス・ザンボアンガが初めてONEの同じイベントに登城する。

ONEに登場する最新のきょうだいコンビは、ONEで共に戦い、総合格闘技のベルトを獲得する夢を抱いている。現ONEアトム級世界チャンピオンのアンジェラ・リー(シンガポール)と、ONEライト級世界チャピオンの弟のクリスチャン・リー(シンガポール)のように。

2人のザンボアンガには長い道のりかもしれない。だが、「ONE: A NEW BREED」で両者ともタイ選手相手の試合に勝てば、ONEでの知名度も高まるに違いない。

ドレックスはONEデビュー戦であり、相手はONEの登竜門シリーズ「ONEウォリアーシリーズ」出身のデッチャディン・ソンシリスッパティン(タイ)だ。

デニスもアトム級トップランカーとしての地位を固めるためにワシャピニャ・ガオコー(タイ)と対戦する。ガオコーは、総合格闘技のニューカマーながら、国内柔道のチャンピオンでレスリング経験もあり、ムエタイ選手としては46勝12敗の戦績を有している。

#4 ワンダーガール、さらに上昇狙う

アトム級ムエタイはスタンプが頂点に君臨しているが、ストロー級ではスタンプの友人であり、チームメートでもあるワンダーガール・フェアテックス(タイ)がランキングのトップに食い込んでくるかもしれない。

急上昇中のワンダーガールは21歳。先週のONEデビュー戦でオーストラリアのベテラン選手、ブルック・ファレルを第1ラウンドにノックアウトしたのだ。

今回の試合では、この勢いに乗り、再びハイライト級のフィニッシュを決めようと狙っている。

対するは、KCカルロス(フィリピン)。アメリカ生まれのファイターで、「プーケット・トップ・チーム」を拠点にしている。

カルロスはチャロン・ボクシング・スタジアム・チャンピオンになり、地元シーンを席巻してきた。この試合の勝者は、すぐさまストロー級ムエタイのトップ選手とされることだろう。

#5 フェアテックスvs.タイガームエタイ

Mixed martial artist Yodkaikaew Fairtex cracks John Shink with an uppercut

数週間前、2つのタイの有名ジムのフライ級アスリートがONEの舞台で対戦し、「フェアテックス」所属選手が「タイガー・ムエタイ」所属選手に勝った。

ONE: NO SURRENDER II」で行われた試合では、マックス・スタジアム・ムエタイチャンピオンのヨッカイカー・フェアテックス (タイ)が当時無敗だったジョン・シンク(イギリス)をノックアウトした。

ヨッカイカーの今回の相手も再び「タイガー・ムエタイ」のアスリートだ。対戦相手のブラジリアン柔術とノーギのコーチであるアレックス・シルド(米国)は、敗れたチームメートのリベンジと、ONE初勝利を狙って燃えている。

ヨッカイカーにとっては、プーケットの有名ジムの選手を相手に勢いをつけ、2勝0敗の戦績を伸ばすチャンスとなる。

Read more:【8/21大会】ONE: NO SURRENDER IIIの勝者たちの次戦は?

ムエタイをもっと見る

Yodlekpet ONE Friday Fights 85
Rodtang Jitmuangnon Denis Puric ONE 167 101
Muangthai and Kongsuk
Jacob Smith Denis Puric ONE Fight Night 21 18
Rodtang Jitmuangnon Jacob Smith ONE157 1920X1280 28
Panrit and Superball
Shinji Suzuki Han Zi Hao ONE 166 5 scaled
Rodtang Jitmuangnon Denis Puric ONE 167 151
AlexisNicolas RegianEersel ONEFightNight25 Faceoffs 1920X1280
Yod IQOrPimolsri AbdullaDayakaev 1920X1280 Faceoffs OFF82
JohnLineker AlexeyBalyko Split 1200X800
Regian Eersel Alexis Nicolas ONE Fight Night 21 37