【10/25大会】DAWN OF VALOR出場選手のBESTサブミッション5選
10月25日(金)、ONEチャンピオンシップの大会が、再びインドネシア・ジャカルタで開催される。「ONE: DAWN OF VALOR」は見逃せない試合の連続だ。グラップリング(組み技)を得意とするアスリートも多く参戦する。
大会を目前に、ベストパフォーマンスを鮮やかなフィニッシュと共に振り返ってみよう。25日の大会で見られるかもしれないアクションの予告編といったところだ。
#1 アバゾフ、3分弱でフィニッシュ
2018年12月の「ONE: DESTINY OF CHAMPIONS」で目を見張るような試合を見せたキャムラン・アバゾフは、自らの持つスキルをすべて駆使し、3分足らずでアギラン・ターニを破った。
キルギス出身のアバゾフは激しいパンチ、エルボー、膝蹴りで攻め立て、何度かテイクダウンを決めた後、圧倒されっぱなしのターニを最後にもう一度、キャンバスに叩きつけた。
一緒に床に崩れ落ちるやいなや、アバゾフは相手をがっしりと押さえ込んで完全にコントロールを奪った。そこからのリアネイキッドチョークに、ターニはタップせざるを得なかった。
「ONE: DAWN OF VALOR」で、アバゾフはメインイベントのONEウェルター級世界タイトル戦でゼバスチャン・カデスタムと戦う。
#2 ルンバン·ガオールの強力チョーク
昨年5月の「ONE: GRIT AND GLORY」でのプリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオールは、一度ローム・トリニダドの首を掴んだら、タップさせるまで決して離さなかった。
トリニダドはテイクダウンを狙い、危険な距離に足を踏み入れた。ガオールは即座に頭をとらえ、チョークに持ち込もうとした。
2分間の揉み合いとポジションチェンジを重ねた末にギロチンチョークを固めたガオールはがっちりと首を絞めつけ、トリニダドから異例のタップを引き出した。
ルンバン・ガオールは、ミャンマー出身の若手アスリート、ボズヒナ・アントニアと対戦する。
#3 マティスの打撃からのサブミッション
今年5月の「ONE: FOR HONOR」でエイドリアン・マティスがウーシュー選手のヒマンシュ·コシィックに対し第1ラウンドでサブミッション勝ちを決めた時、ジャカルタの観客は会場を揺るがす大歓声をあげた。
常に素早いフィニッシュ勝ちを狙うマティスだが、第1ラウンド残り90秒の時点でコシィックをグラウンドに叩きつけて押さえ込んでパンチを連打した時、すでに勝利は目前に迫っているように見えた。
コシィックは首を背け何とか繰り出される打撃を避けようとするが、そのためにより多くのパンチを食らう羽目になった。マティスはそのままリアネイキッドチョークでしっかりとコシィックを押さえつけて絞めつけ、タップさせた。
#4 ラハルディアン、勇猛果敢な一本勝ち
2017年9月の「ONE:TOTAL VICTORY」で、ステファー・ラファルディアンは最高のパフォーマンスを見せ、カンボジアのシム・ブンスランに試合開始後67秒で勝利した。
ジャカルタの同胞たちの痺れるほどの轟音の歓声が会場を埋め尽くす中、ラハルディアンは迷わずテイクダウンを狙いに行き、マウントを決め、強いパンチを何発か打ち込んでバックをとった。
ブンスランが四つん這いになる間も巧みにしがみついたまま、素早くリアネイキッドチョーク。必死にもがいて抜け出そうとするブンスランだが、トライアングルでがっちりとボディーをロックされ締め上げられると、さすがにタップするしかなくなた。
10月25日、ONEフライ級ジャカルタチャンピオンのラハルディアンはプレリムでマティスとインドネシア人選手同士の試合に挑む。
#5 シレガー、得意のレスリング技で魅せる
エリピツア・シレガーは「ONE:GRIT AND GLORY」で、ドディ・マーディアンへのサブミッション勝ちでONEへの鮮烈なデビューを果たした。
インドネシアのレスリングチャンピオンに輝いたシレガーは何度も相手をキャンバスに叩きつけ、パンチを打ち込んだ。マーディアンは必死で抵抗し、一度は何とか立ち上がる。
だがマーディアンが膝をついて逃げようとした時、シレガーはチャンスを逃さなかった。背中に飛び乗り、右手を首に回してリアネイキッドチョークに持ち込み、完璧なデビュー戦勝利を手にした。
10月25日、シレガーはエギ・ロズテンとの試合で典型的なグラップリングタイプとストライカーの対戦を見せてくれるだろう。
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ジャカルタ | 10月25日 (金) | 19時(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)