ダニー・キンガッド 最強への一歩

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8月2日(金)にフィリピンのマニラで開催される「ONE: DAWN OF HEROES」で行なわれるONEフライ級ワールドGP準決勝において、リース・マクラーレンと対戦予定のダニー・キンガッド。キンガッドは、自分こそがフライ級最強のアスリートだと証明すると意気込んでいる。

この試合の勝者は、もう一つの準決勝出場者であるデメトリアス・ジョンソンか和田竜光の勝者と対戦する。

「ワールドGPは、次のタイトルマッチ挑戦者を決めるための良い機会だ。だから、絶対に優勝して、王者に挑戦したい」と、キンガッドは話す。

本来、キンガッドの相手はカイラット・アクメトフのはずだった。しかし、アクメトフが怪我で出場を辞退したため、対戦相手が急遽マクラーレンに変更になった。マクラーレンは、準々決勝でアクメトフに敗れている。

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しかし、対戦相手が誰であれ、常に自分を磨くことに集中しているキンガッドには影響はないように見える。

「アクメトフもマクラーレンもタイプが似ているし、あんまり差はないかな。どっちも強いのは間違いないが、打撃では私に分があるだろう。レスリング技術という意味では、アクメトフの方がマクラーレンより強敵だが、グラウンドの展開になったとき、技術力があるのはマクラーレンだ。寝技で対抗するために、私はマニラに渡って、柔術のトレーニングを積んできた。対策は万全だよ」

キンガッドはチーム・ラカイで練習を積み、ONEの強豪たちからアドバイスを受けている。

ONEライト級世界王者のエドゥアルド・フォラヤンからは、グラウンドの展開を学び、元ONEバンタム級世界王者のケビン・ベリンゴンからは、パンチやキック、投げのコツを教わった。

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「スパーリングパートナーにも恵まれているんだ。ONEストロー級王者のジョシュア・パシオや元ONEフライ級世界王者のジェヘ・ユスターキオとかね。スピードが早くて練習になるよ」

特にベリンゴンは、2017年8月にマクラーレンにKO勝ちを収めているので、そのアドバイスは貴重だ。62秒で決着がついてしまったので、深い戦略の解説とまではいかないが、ベリンゴンという存在がキンガッドにさらに自信を与えているのは明白である。

「あの試合は短かったから、マクラーレンのクセなんかを見抜くのは難しいね。ただ、同じように私もKOしたいと思っているし、間違いなくエキサイティングな試合になるよ。打撃でも寝技でも応戦できるように練習を重ねてきたから自信はある」

「マクラーレンには絶対に勝つ。そして、ワールドGPを制して、チャンピオンに挑戦したい。成長した今の自分なら絶対にタイトルが獲れるはずだ」

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