【7/22大会】箕輪ひろば、マスンヤネの身体能力への対応策は「バランス」

Hiroba Minowa Jarred Brooks ONLY THE BRAVE 1920X1280 2

日本の新星・箕輪ひろばは、ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)がONEチャンピオンシップのストロー級でも異彩を放つ存在であることを知っており、7月22日(金)の「ONE 159: De Ridder vs. Bigdash」で、こうした強敵と対戦するための準備を進めている。

ストロー級3位コンテンダーの箕輪は、2位のマスンヤネについて、その運動能力を驚異的な才能と捉えているようだ。

シンガポールでの対戦を前に、箕輪ははっきりと羨望の念を口にしている。

箕輪はこう話している。

「(マスンヤネは)素晴らしいと思う。身体能力がすごい。あの跳躍力、体のバネ、アジリティっていうのは僕ら日本人が鍛えても到達できない。ずるい」

「経験したことないものが飛んできると思う。それに僕がどこまで適応できるか」

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マスンヤネのその能力を尊敬しつつも、箕輪は自身の切り札をちゃんと用意している。

23歳の箕輪は埼玉県出身。わずか12歳で総合格闘技のトレーニングを始め、あらゆるスタイルを融合させて進化してきた。このため、どんな距離でも対応できる。

さらにこの点に加え、スキルの総合力の高さが「ONE 159」でマスンヤネに対抗するための大きな武器になると信じているようだ。

箕輪はこう説明する。

「(幼い頃からトレーニングを始めた利点は)何かに偏った選手ではなくて、全体的にバランスが取れている。(他の格闘技の)バックボーンがあるということは長所に取られがちだが、短所も出てくる」

「僕の場合はヨーイ、ドンで(MMAを同時に)練習してきたので、全体的に(スキルの)平均値が高い」

箕輪ひろば、次世代育成に経験生かす

MMAと共に育った箕輪ひろばは、この競技が若者の人生を向上させるために有用だと信じている。

このため、次世代のアスリートが成熟し、スキルを深化させられるように指導に重点を置きながら、新しいジムでコーチをサポートしている。

自身が学んだことを共有し、地元の若者が先人を超えていえるような枠組みを提供したいと考えているようだ。

箕輪はこう語っている。

「僕らの世代は『新世代』とよく言われていた。そんなに気にしてなかったし、あまり言われることは良い気分がしなかった。下が入ってくるのに、古い人たちが辞めないなどと言い訳にしていたからだ。上が退かないのは下の責任。下が上を超えていけるようなシステムを作っていきたい。子供たちに最初からMMAやりたいって言われたら、その機会を提供したい」

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