【8/5大会】娘の誕生控えるジャレッド・ブルックス「最高のモチベーション」
父親になると仕事や生活の優先事項が変わることもあるだろうが、ONEストロー級MMA世界チャンピオンのジャレッド・ブルックス(米国)はプロとして成功するという決意をさらに固める契機になると考えている。
8月5日(土)にタイ・バンコクで行われる大会「ONE Fight Night 13: Allazov vs. Grigorian」のONEフライ級サブミッション・グラップリング世界タイトルマッチで王者のマイキー・ムスメシ(米国)と対戦するブルックスは、勝利こそが厳しい格闘技界で成功するための最高の手段だとわかっている。
成功とは経済的な安定や豊かさを意味すると考えるブルックス。今年11月に第1子となる娘のナオミ・メイの誕生を控え、さらに成功に向かって突き進もうと意気込んでいる。
ムスメシとの対決を前に、ブルックスは娘の誕生を楽しみにする気持ちや、それがプロとしてのキャリアに与える影響について語っている。
「すっごく楽しみだ。人生でも、MMAでも、そして娘のためにもっといい人間になろうと、こんなにモチベーションが上がったことはない。」
「すごいことになる。娘の目を見る魔法の瞬間が待ちきれない」
ブルックスはすでにMMAランキングのトップに君臨しており、自分の慣れ親しんだ競技でベルトを防衛することも可能だった。
しかし、将来の可能性を広げるために新しい挑戦を求めることにした。2競技でベルトを獲得すれば、家族のためにより多くの収入を得ることができると考えたのだ。
ブルックスは、当初は自身の夢の実現だけを考えていたが、今では娘をより良い環境で育てるために成功を臨むようになったという。
「多くのファイターと同様、自分は自分のことしか考えていなかった。でも今は自分のことはあまり気にしていない。娘の誕生を楽しみにしているし、絶対に最高の人生を送ってほしい。だから、娘が臨むものを何でも与えてあげられるようにしたい」
「娘は、すごく甘やかされると思う。そして素晴らしい人生を歩んで、周りの人から愛されるだろう」
父親業と両立へ「娘はジムに連れて行く」
ONEの世界チャンピオンになるということは、膨大な犠牲と努力を伴う。そして、ジャレッド・ブルックスは試合準備ですでに全力を注いでいる。
これに加えて、父親業とトレーニングスケジュールを両立させるとなると、さらに多忙になるだろう。だが、ブルックスはそれが問題になるとは考えておらず、優先事項は娘だと断言している。
「みんなそうだと思うが、父親業は大変だろう。でも、1日の時間を割り振って、1番は父親業、2番目に総合格闘家というふうにすることが大事だ」
「娘との時間は絶対に確保するようにする。いつも娘が幸せでいられるようにしたい」
「いずれにせよ、娘はジムに連れて行く。だから、すごく小さい頃から学ぶことになる。パパやママのような悪い子になるんだ!」
選手としての成功は今やブルックスにとって、娘により良い人生を歩ませることを意味する。
こうしたことを念頭に、家族のために今後もONEチャンピオンシップで活躍し続けようと決意を固めている。
「家族にすべてを捧げる。自分のことはもうどうでもいい。自分のためじゃなくて、家族のためなんだ。家族には幸せにいい家に住んでもらって、自分のことを夫として、父親として誇りに思ってもらいたいんだ」