ONE日本選手思い出の本ー親子で読書編
きょう4月23日は「世界本の日」。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出自粛が続いているが、“巣ごもり”時間を有意義に過ごすには読書は最適だ。そこで、普段読書習慣が無い人も、次はどんな本を読もうか迷っている本好きの人にも参考にしてもらえるよう、ONEチャンピオンシップの日本アスリートに、思い出の本を尋ねてみた。
「格闘技の本拠地」ONEで活躍するトップアスリートがどんな本を読んできたかを「親子で読書編」と「じっくり読書編」に分けてお届けする。
この記事では、親子で楽しめる児童文学を紹介する。
「銀河鉄道の夜」
松嶋こよみは、「小学生になる時に祖父からもらった」という宮沢賢治 の「銀河鉄道の夜」 を挙げた。「主人公のジョバンニ は、小さい頃は内気な性格だったので、ジョバンニに自分を重ねて読んでいた」という。
「この本を読んだのをきっかけに本を好きになった」と話す松嶋は、自身のソーシャルメディアで読了した本をアップするなど、今でも本をよく読んでいるようだ。
「こまったさんのカレーライス」
若松佑弥は、「こまったさん」というあだ名の主人公が、いろんな料理に挑戦するシリーズから「こまったさんのカレーライス」を挙げた。小学生の時図書室で出会ったという。
不思議なストーリーに加え、かわいらしいイラストで料理のわかりやすいレシピも添えられているこの一冊は、親子で料理をする入門書としても最適だ。
「かいじゅうたちのいるところ」
山口は幼少期を過ごした米国で出会った。「アメリカの幼稚園、小学校にあり、読書の時間に自分で読んだり、先生が読み聞かせをしてくれたりした」という。
「大人になって実写版の映画を見返して、子供の頃の残酷な感覚を思い出させてくれた。子供の心の葛藤を上手く描いている作品だと思う」
内藤大樹は、保育園の時に祖母に買ってもらいこの本と出会った。「沢山のかいじゅうが登場してワクワクした」と思い出を振り返る。お気に入りのキャラクターは「物語を通して大きく成長していく」という理由で、主人公のマックスだという。
「エルマーのぼうけん」
内藤禎貴(のび太)も定番の児童文学作品を挙げた。「小学校の頃だったかと思う。親に進められたかなんかだったと思う」と、出会ったきっかけを話す。
主人公のエルマーが、どうぶつ島に渡り、捕らえられていた竜の子供を助けるまでを書いた作品。
「色んな所に行きたいというワクワクした感情は今の自分にも影響を与えられた気がする」
「三匹の子豚」
岡見勇信は絵本、アニメ映画などで定番の作品を挙げた。「幼稚園の頃父に読んでもらった」というこの作品は、現在の自分のあり方につながっているという。
「三男の子豚の勇気と努力家な姿を見て、最後に怖いオオカミをやっつけるところに感動を覚え、好きになった」
「努力すること、勇気を持つこと、真面目であること、優しさを持つこと。この4点を守ることで困難に立ち向かっていけると子供ながらに影響を受け、現在の自分の礎になっている」
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