ONE日本選手のお気に入りアニメ・後編
ONEチャンピオンシップの日本のアスリートに子供の頃や今現在のお気に入りのアニメ作品を聞く企画「ONE日本選手のお気に入りアニメ」。
後編では、子供の頃は好きだったという選手から、今も熱心なアニメファンの選手まで、4人の回答を紹介する。
若松佑弥
先日、昨年12月に誕生したばかりの第一子と一緒に腹筋する自宅トレーニング動画を公表した若松佑弥は、今でもアニメが好きだと話す。
「ドラゴンボール」、「キングダム」、「土竜の唄」、「世紀末リーダー伝たけし!」、「バキ」、「幽遊白書」、「花さか天使テンテンくん」など、少年・青年漫画を原作とする作品をお気に入りとして列挙した。
また、アニメ化はされていないものの剣豪・宮本武蔵を主人公にした漫画「バガボンド」も挙げた。
実は「漫画の方が自分のペースで見れるので好き」と話す若松は、これらの作品が気に入っている理由を「『キングダム』以外は文字が少なくて読みやすいから。強い敵が出てくるところが好き」と説明する。
加えて、家族の日常を描いた作品「あたしンち」も好きだと言う。パーマの髪型が特徴的なお母さんが好きなキャラクターだそうだ。
実は、若松の子供の名前は、上記の作品の中の登場人物と同じ。
「子供の名前を決める時とか、アニメ(や漫画)から影響されることは沢山ある」
猿田洋祐
猿田洋祐は多くのアスリートと同様、「ドラゴンボール」が子供の頃好きだった。
「面白いストーリーで、常に強い相手に挑戦していく姿がかっこいい」
山口芽衣が子供の頃に好きだったと言及し、やピーター・バウシュト(オランダ)がコスプレを披露するなど、主人公の孫悟空の人気は高い。
だが、猿田の好みはちょっと違う。そのキャラクター像は、2019年に失ったストロー級のベルト奪還を目指す猿田の姿に重なる。
「ベジータ。何度も挫折をしながらも立ち上がり、強くなっているから」
「アニメも格闘技も全ての世代の人に勇気や感動を与えるものだと思う」
岡見勇信
「アニメは好き。子供の頃は特によく見ていた」とする岡見勇信。
「子供の頃は『ドラゴンボール』、『タッチ』、『ドラえもん』が好きだった」と定番作品を並べた。
現在のお気に入りは巨人と人類の戦いを描いた「進撃の巨人」。
原作の漫画作者の諫山創さんは、熱心な総合格闘技のファンとしても知られている。
「主人公のエレンが巨人になるが、そのエレンの巨人の体型は、私の体をモデルにしていると聞いた。そのことを嬉しく光栄に思っており、進撃の巨人を楽しんで見ている」
「アニメは人間の想像できうる限り、際限なく自由な発想ができる。総合格闘技も、限りなく制限がない格闘技芸術だと私は思っている。発想や展開からその都度刺激を受けながら、これからも唯一無二の新しいマーシャルアーツを作り上げる努力をし続けていきたい」
秋山成勲
「アニメは大好きです!」と、熱い回答を寄せたのは、“セクシー山”こと秋山成勲。
「みんな好きなので答えるのが大変…」と言うほど数々の作品を挙げた。
「キン肉マン」、「北斗の拳」、「聖闘士星矢」、「ドラゴンボール」、「うる星やつら」、「The かぼちゃワイン」などの少年・青年誌漫画を原作とするもの。加えて、「怪物くん」や「妖怪人間ベム」などの懐かしい作品から、「HUNTER×HUNTER」や「DEATH NOTE」などの比較的最近のアニメまで、多様なジャンルを楽しんでいるようだ。
意外なところでは、手塚治虫の漫画を原作とする変身ヒロインものの「ふしぎなメルモ」の名前も挙げた。主人公のメルモちゃんを気に入っているそうだ。
アニメを「格闘家には不可欠なコンテンツ」と言い切る秋山。格闘技におけるアニメの効用まで語ってくれた。
「最近、『バキ』など、また格闘アニメが注目されてる。ゲームなどでもそうだが、格闘技と動きが似ているところもあり、勉強、イメージトレーニングとしても役立つ。アニメを通じても、とっても良いイメージトレーニングができると思っている」
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