ジョン・ウェイン・パー「ストリート・ファイトは愚かな行為」
ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア)は、ファンがけんかに巻き込まれることを望んでいない。
キックボクシングとムエタイの世界王者に10度輝いたパーは、最近インスタグラムに投稿した動画で、このような衝突を回避するように訴えた。
そして、彼自身が19歳の時にタイで受けた傷跡について明かした。
「全ての子どもたちに向けた教訓だ。ストリート・ファイトというのは次の3つの事が起こり得る愚かな行為だ。自分が殺される、誰かを殺す、そして誰かを殺して刑務所に入る」
「19歳の時の時だった。前日にタイでの2度目の試合で勝利を収め、お祝いしようと思っていた。ウイスキーを数杯飲んだ後、ポーランド人の男性が、顔が気に入らないから殺すと言ってきたんだ。理由もなく攻撃してきたから、自分を守り反撃することにした」
「キックして、最終的に四つん這いになった。その時、頭の後ろで大きな音がした。戦い続けようとして起き上がったが、血で良く見えなかった。辺りは血の海で誰も近づいてこようとはしなかった」
パーはバーにあったスチール製のハイチェアで後頭部を殴られ、すぐに救急搬送されたのだった。14針を縫う大けがだった。
「顔面を殴られていたら確実に死んでいただろうから、命があって非常に幸運だった」
「これが自分の、最初で最後のストリート・ファイト。ルールもない愚かな行為のために死ぬ価値はないと学んだからね」
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