ONE日本選手のサブミッション勝ち6選
日本は世界で最も優れたサブミッションのスペシャリストを数多く輩出してきた。そして彼らは、驚異的なスキルでONEチャンピオンシップの舞台を沸かせてきた。
日本の格闘家たちは、ブラジリアン柔術や柔道、レスリング、さらにキャッチレスリングなど幅広い分野に精通し、さまざまな方法で相手を攻略してきた。
この記事では、日本人アスリートのサブミッション勝ち6選を紹介する。
青木、フォラヤンからベルト奪還
WHAT. A. FINALE! Japanese legend Shinya Aoki submits Eduard Folayang with a slick arm-triangle choke at 2:34 of Round 1 to reclaim the ONE Lightweight World Title!TV: Check local listings for global broadcast
Posted by ONE Championship on Sunday, March 31, 2019
伝説の総合格闘技スター青木真也は、2019年3月の「ONE:A NEW ERA 新時代」でエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を撃破。2度目のONEライト級世界王者に輝いた。
フォラヤンは2016年11月に青木を破ってベルトを獲得しており、青木が第1ラウンドでフォラヤンを倒して世界タイトルを取り戻したこの試合は、青木にとっては晴れ舞台となった。
ブラジリアン柔術と柔道で黒帯を持つ青木は、ONEのケージ「サークル」の壁際でフォラヤンをクリンチすると、キャンバスに引きずり倒してトップポジションを取る。
フォラヤンは両腕で組もうとするが、青木は頭をフォラヤンのヒジから抜くと、すぐさま肩固めにかかる。
青木は重心を下げてチョークに大きな圧力をかけ、フォラヤンのハーフガードを切ってマウントポジションに移る。そこからきつく絞め上げるとフォラヤンは意識を失い、青木は世界タイトル奪還に成功したのだった。
山口、第3ラウンドのアームバー
Hometown hero Mei Yamaguchi overcomes a tough start and submits Kseniya Lachkova with a slick armbar at 3:18 of Round 3! 🇯🇵Watch the full event on the ONE Super App 👉 http://bit.ly/ONESuperApp | TV: Check local listings for global broadcast
Posted by ONE Championship on Sunday, March 31, 2019
熱戦が相次いだ「ONE:A NEW ERA 新時代」からもう1試合。山口芽生とクセニワ・ラチコワ(ロシア)のアトム級マッチだ。
ONE女子アトム級世界タイトル戦を2度経験している山口を相手に、ラチコワは健闘。試合は第3ラウンドに入る。だが山口はまだスタミナに余力があり、ラチコワを地面に倒す。
ラチコワは三角締めを試みるが、山口は逆に交わしてサイドコントロールのポジションに移る。
山口はさらにマウントポジションに移動すると、ラチコワに嵐のようなパンチを浴びせる。ラチコワは両手でブロックしようとするが、山口が左腕を取るやいなや、超高速でアームバーを決めたのだった。
平田のヘッドシザースチョーク
Hometown hero 🇯🇵 Itsuki Hirata scores her THIRD-STRAIGHT submission win, locking in a slick armbar to force the tap from Rika "Tiny Doll" Ishige / ริกะ อิชิเกะ!📺: Check local listings for global broadcast details📱: Watch on the ONE Super App 👉 http://bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop Official Merchandise 👉 http://bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Saturday, October 12, 2019
2019年10月の「ONE:CENTURY 世紀」第1部で、平田樹は石毛里佳(タイ)と対戦し、ヘッドシザースチョーク(洗濯ばさみ)を決めて記憶に残る大勝利を挙げた。
ホームとなる日本での試合で、それまで無敗の平田は第2ラウンド、アメリカーナを試みるが石毛はひざまずいて逃げようとする。
だがまだ逃げ切れてはいなかった。平田は石毛の背中に飛びかかると、フィギュアフォーグリップで石毛を仰向けに転がす。
次に平田は石毛のグリップを外し、狙いを首に切り替える。太ももでしっかりと挟み込むと、圧力をかけて締め上げ、珍しいスタイルのチョークで勝利を収めたのだった。
足関節技のスペシャリスト、再び
Japanese legend Mazakazu Imanari rolls back the years with a sensational heel hook submission of Kwon Won Il at 0:53 of Round 1!Watch the full event on the ONE Super App 👉 http://bit.ly/ONESuperApp | TV: Check local listings for global broadcast
Posted by ONE Championship on Friday, February 22, 2019
今成正和は総合格闘技でほぼ20年に渡り、リングネーム”足関十段”が示す通りの足関節技のスペシャリストとして活躍してきた。それを再び証明したのが2019年2月の「ONE:CALL TO THE GREATNESS」でのクォン・ウォンイル(韓国)戦だ。
今成はトレードマーク「今成ロール」でクォンの足を取ると、キャンバスに倒してさらに関節技を狙いに行く。
今成は両足を使ってクォンの右足を挟むと、かかとを決めにかかる。しっかりとグリップが決まるとさらにかかとに圧力をかけ、試合開始わずか53秒で、期待の新星クォンからギブアップを引き出したのだった。
三浦の代名詞、ONEで炸裂
In her ONE debut, Japanese phenom Ayaka Miura pulls out an incredible submission to finish Laura Balin at 1:13 of Round 1!Watch the full event on the ONE Super App 👉 http://bit.ly/ONESuperApp | TV: Check local listings for global broadcast
Posted by ONE Championship on Friday, February 22, 2019
「ONE:CALL TO GREATNESS」でONEデビューを果たした三浦彩佳は、ラウラ・バリン(アルゼンチン)と対戦。柔道のスキルを存分に発揮してみせた。
東京の格闘技ジム「TRIBE TOKYO M.M.A」に所属する三浦は、第1ラウンド開始直後に、美しい腰技でバリンをキャンバスに放り投げる。そしてすぐさま彼女の代名詞と言える技を世界に知らしめた。
得意とする袈裟固めのサイドコントロールを確保した三浦は、バリンの左腕を取って両足の間に挟み込む。そこからのフィニッシュはもはや形式的なもの。三浦が腰を前に動かして強烈なアメリカーナで肩を決めると、バリンはギブアップ。試合開始わずか73秒での出来事だった。
内藤、デビュー戦でベルト獲得
https://youtu.be/fXzBsnK4VZw
内藤禎貴(のび太)は無敗の修斗フライ級世界チャンピオンとして、ONEデビュー。ファンが期待するものも大きかった。
2016年5月に開かれた「ONE:KINGDOM OF CHAMPIONS」で、当時のONEストロー級世界王者デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)に挑戦した内藤は、見事にその期待に応えた。
試合が第4ラウンドに入ると、内藤のグラップリング(組み技)のスキルは決定的な役割を果たした。デェダムロンは内藤の寝技から何度も逃れていたが、抵抗は弱まりつつあった。
そして内藤はトリップで相手を倒すと、ムエタイの伝説デェダムロンの後ろを取ろうと懸命に動く。一旦ポジションを確保すると内藤はパンチで削り、隙を見つけてアゴの下に左腕を通す。
デェダムロンは全力で抵抗したが、内藤はきつく絞め挙げてようやくギブアップを引き出し、念願の世界タイトルを獲得したのだった。
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