【7/31大会】ONE: NO SURRENDERのハイライト
5ヶ月ぶりのONEチャンピオンシップの本大会「ONE: NO SURRENDER」が7月31日(金)、タイ・バンコクで開かれた。
メインとコーメインイベントの、タイ選手同士によるタイトルマッチをはじめ、ムエタイ、キックボクシング、総合格闘技の計6試合が行われた。
この記事では「ONE: NO SURRENDER」のハイライトシーンを紹介する。
ロッタンがペッダムに僅差勝利で防衛
Rodtang's RAMPAGE in slow-mo! 🎥
Rodtang Jitmuangnon's RAMPAGE in slow-mo! 🎥
Posted by ONE Championship on Friday, July 31, 2020
メインイベントでは、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノンが、長年のライバルであるペッダム・ペッティンディーアカデミーに勝利。
15分間の息をつく間もない試合だった。試合中はロッタンは、対戦相手をうまく自分のスタイルに引きずり込んだ。前に出て、プレッシャーをかけ、素早くパワフルなコンビネーションを打ち込んだ。
第2ラウンド終盤、世界王者であるロッタンはペッダムを窮地に追い込むが、ペッダムは凌いだ。
だが、その後もロッタンが試合をコントロール。ペッダムもなお危険であり続けたが、ロッタンは次から次に打撃を命中させ続け、王座を防衛したのだった。
格闘技の本拠地で連勝の波に乗る、ロッタンの強さを存分に見ることができた試合だった。
ペットモラコット、伝説を破り王者の証
Petchmorakot's got RANGE! 🤜How to watch ONE: NO SURRENDER 👉 bit.ly/nshowtowatch
Posted by ONE Championship on Friday, July 31, 2020
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーが、ヨドサンクライ・IWE・フェアテックスのパワーに対処し、マジョリティ判定勝ちで、ONEフェザー級ムエタイ世界タイトルを防衛した。
ヨドサンクライは、力強く前に出て、トレードマークのアッパーカットを放ってきたが、王者ペットモラコットはたくみにディフェンスし、プレッシャーに耐えた。
ペットモラコットは、カウンターで応戦。ヨドサンクライの動きを阻止するため、鍵を握ったのはジャブ。キックを放たれたところで、キャッチしてカウンターを繰り出した。試合が進むにつれ、ペットモラコットは自在に打撃をつなげるようになった。
ヨドサンクライは万全の体制で試合に臨んだが、ペットモラコットの方が戦略を実行するに当たってやや勝り、結果としてムエタイのレジェンドを相手に白星を挙げた。
この勝利で、ペットモラコットは、地上最強のフェザー級ムエタイ戦士としての地位を確固たるものにした。
スタンプ、総合格闘技で5勝無敗
Stamp Fairtex 🇹🇭 pounds out Sunisa Srisen to win via TKO!
Stamp Fairtex 🇹🇭 pounds out Sunisa Srisen to win via TKO! Could Angela Lee be next? How to watch ONE: NO SURRENDER 👉 bit.ly/nshowtowatch
Posted by ONE Championship on Friday, July 31, 2020
ONEアトム級ムエタイ世界王者のスタンプ・フェアテックス(タイ)は、同胞選手のスニーサ・スリセンを相手に勝利、総合格闘技の戦績を5勝無敗とした。
スタンプは、試合序盤から圧倒し、スリセンのボディをヒザで攻撃。直後にスタンプは相手を寝かせる。
スタンプはバックをとると、左パンチを繰り返し顔面に見舞った。第1ラウンド3分59秒、レフェリーが試合を止めたのだった。
総合格闘技で再び連勝を伸ばしたスタンプだが、まだONE公式アスリートランキングに入るには時間が必要かもしれない。
試合の後、スタンプはONEチャンピオンシップ編集部の取材に「トップ5に入るには、まだ経験が必要だ。アトム級はタレントの宝庫。トップ5のランカーたちと対戦するには、まだ寝技を上達させなければ」と、答えた。
スーパーボン、シッティチャイ下す
Superbon 🇹🇭 wins the trilogy against Sitthichai!
Superbon 🇹🇭 wins the trilogy, outdueling Sitthichai in a razor-close kickboxing showdown! Is Giorgio Petrosyan next up?How to watch ONE: NO SURRENDER 👉 bit.ly/nshowtowatch
Posted by ONE Championship on Friday, July 31, 2020
スーパーボン(タイ)は、同じくONE初戦のシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)相手のラバーマッチを制した。それぞれの一流のテクニックを惜しみなく披露した接戦の3ラウンドは、ユナニマス判定で決着した。
シッティチャイは、強力なキックとトレードマークのヒザを繰り出したが、終始クリーンな打撃をヒットさせたスーパーボンに軍配が上がった。
シッティチャイが前に出て、コンビネーションを繰り出した時、スーパーボンは正確なカウンターパンチを命中させた。その間合いからさらにボディにガツンとキック。攻撃の量よりも正確性が試合を分けた
ONEフェザー級キックボクシング世界タイトルが創設されれば、このようにデビュー戦を印象的な勝利で飾ったスーパーボンは候補になることだろう。
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