【10/25大会】DAWN OF VALOR ハイライト5選
ONEチャンピオンシップのインドネシアでの今年の最後の大会「ONE:DAWN OF VALOR」が10月25日(日)、盛況のうちに幕を閉じた。
世界最強クラスの格闘家やインドネシアの粒揃いのアスリートらが参戦し、計14試合を開催。目を見張るようなノックアウトや、巧みなサブミッションなど、見ごたえたっぶりの試合が続いたほか、新たなONE世界王者も誕生した。
その中からハイライト5選を紹介する。
#1 アバゾフがタイトル戦でカデスタムを圧倒
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Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
キャムラン・アバゾフ(キルギス)がついに、世界王者の称号を手にする日が来た。アバゾフはONEウェルター級世界タイトルをかけて、王者ゼバスティアン・カデスタム(スウェーデン)に挑戦。5ラウンド25分を通して終始プレッシャーをかけ続け、優位に試合を展開し、ユナニマス判定でベルトを奪取した。
試合は序盤の第1、第2ラウンド、両者ともに見せ場を作りつつ、アバゾフが得意のグラップリング(組み技)を駆使してカデスタムを引き離す。カデスタムは防戦を強いられ、前に出ることすらままならない。
試合が大きく動いたのは第3ラウンドだった。会場全体に音が響き渡るほどの豪快なバックドロップで、アバゾフがカデスタムをマットに叩きつける。そこからすかさず仰向けのカデスタムを押さえつけると、アバゾフは何度も何度も繰り返し、ヒザやパンチでじわじわとカデスタムを攻め立てた。
第4ラウンドからアバゾフは、戦略をグラップリングから打撃に切り替える。コンビネーションパンチで逃げ腰のカデスタムを追い詰め、強烈な打撃を次々ヒットさせる。カデスタムを捉えて再びテイクダウンを決めると、サイドコントロールのポジションを維持。ボディとヘッドにこれでもかとヒザを蹴りこんだ。
カデスタムは最終ラウンドで反撃を試みるが、一縷の望みをかけたノックアウトを果たすだけの力は、もはや残されていなかった。一方のアバゾフはグラップリングと近距離からのパンチを巧みに操って、カデスタムを封じる。新世界王者の誕生に値する、磐石の戦いぶりを見せつけた。
#2 アーセルの盤石な5ラウンド
🤜 WHAT A REMATCH 🤛In another five-round battle between the Netherlands' 🇳🇱 best strikers, Regian "The Immortal" Eersel outstrikes Nieky "The Natural" Holzken to successfully defend the ONE Lightweight Kickboxing World Title!📺: How to watch 👉 bit.ly/ONEDAWNVALOR🏨: Book your hotel 👉 hotelplanner.com📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop Official Merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
ONEライト級キックボクシング世界王者にふさわしいのはレギン・アーセル(オランダ)だと、もう疑う者はいないだろう。アーセルは格闘技のレジェンドとして名高いニキー・ホルツケン(オランダ)を、2度目となる今回の試合でも撃破。5ラウンドを通して有利に試合を進め、ユナニマス判定で勝利。初防衛に成功した。
試合は第1ラウンド、両者ともに決定的な見せ場を作る。アーセルは洗練されたコンビネーションを次々に繰り出し、鮮烈な左クロスでこの試合唯一となるダウンを奪う。 だがホルツケンは立ち上がると反攻を開始。アーセルをフェンス際で攻め立てて第1ラウンドを終えた。
そこからは2つの異なる戦略のぶつかり合いになった。ホルツケンはパワフルな打撃で、アーセルは効果的なコンビネーションで多彩な攻撃を組み立てた。
アーセルは第4、第5ラウンドでも攻撃の手を緩めず、結果的にそれが両者の決定的な差につながった。ホルツケンは攻勢に出るたびに、アーセルのジャブとレッグキックに手際よく阻まれた。
アーセルはあらゆる角度からコンビネーションを繰り出し、ホルツケンは攻撃の糸口を見つけられなかった。キックボクシングのお手本さながらの見事なコンビネーションであり、アーセルは5か月前の前回の対決よりも強くなっていたように見えた。
#3 ワンが第1ラウンドTKO勝利
Chinese kickboxing phenom Wang Junguang 🥊 KNOCKS OUT 🥊 Federico Roma in a dominant ONE Super Series debut!📺: How to watch 👉 bit.ly/ONEDAWNVALOR🏨: Book your hotel 👉 hotelplanner.com📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop Official Merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
ワン・ジュングァン(中国)のONEデビュー戦は強烈な印象を残した。
試合開始前に既にそのモヒカンの髪型で目立っていたが、いざゴングがなると対戦相手のフェデリコ・ローマ(アルゼンチン)を3度ノックダウンしてTKO勝利。スタジアムに詰め掛けた観客の心ににその名を強く刻んだ。しかも彼は、第1ラウンド残り1秒というタイミングでそれをやってのけたのだ。
ローマは序盤から激しく攻めたが、ワンもボクシングのコンビネーションやプッシュキック、ヒザで猛攻を加えて優位に立つ。最初のノックダウンはフックの連打から生まれた。
第1ラウンド残り17秒で、ワンはフェンスを背にレッグキックを受けるやいなや、短い強烈な右パンチをクリーンヒットさせ、2度目のノックダウンを奪う。
ローマは一旦は立ち上がるものの、フィニッシュを狙うワンはプッシュキックを皮切りに
右左とパンチの連打を浴びせ、レフェリーが試合を止めに入ったのだった。
#4 シレガーの電撃リアネイキッド・チョーク
Indonesian 🇮🇩 wrestling champion Elipitua Siregar submits Egi Rozten with a Round 1 RNC!
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Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
瞬きをしていたら見逃していただろうーー。それほどエリピツア・シレガー(インドネシア)がエギ・ロズテン(インドネシア)の背中を取った瞬間は早かった。
ロズテンは後ろを取られまいと早めに動いたが、シレガーは一気にレベルを上げてパンチをかいくぐりダブルレッグ・テイクダウンを決める。
そしてロズテンがスクランブルから立ち上がろうとした直後、シレガーはロズテンの背中を掴みリアネイキッド・チョークを試みる。一度決まってしまったらロズテンはギブアップするしかなかった。
#5 プラヤントが衝撃TKOでオープニング飾る
Adi Paryanto gets ONE: DAWN OF VALOR rolling with a swift TKO victory over Angelo Bimoadji!
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Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
イベントのオープニングを飾ったのはアディ・パルヤント(インドネシア)。ONE初勝利をたった64秒で挙げたのだった。
パルヤントはストロー級総合格闘技マッチで、同じくインドネシアのアンジェロ・ビモアジと対戦。ヘッドキックをお見舞いした後はテイクダウンを狙い、フェンス際にビモアジを追い詰めた。
一旦クリンチになるとパルヤントは強烈な右ひざを蹴り入れ、ビモアジは苦痛に顔を歪めて床に崩れ落ちる。すかさずヘッドにヒザを蹴り入れると、レフェリーがストップをかけてパルヤントの勝利を宣言した。