【2/7大会】WARRIOR’S CODEハイライト5選
ONEチャンピオンシップは2月7日(金)にインドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:WARRIOR’S CODE」で、会場に詰めかけたファンのみならず世界中のファンを魅了した。
衝撃的なノックアウト、驚きのサブミッション、そしてスリリングな攻防が繰り広げられ、新しいONE世界王者も誕生した。
次の大会に目を向ける前に、ジャカルタ大会のハイライト5選を紹介する。
#1 ペットモラコットが歴史に名を刻む
🏆 THE MAIN EVENT 🏆Petchmorakot 🇹🇭 outduels Pongsiri 🇹🇭 in a DOMINANT decision victory to capture the inaugural ONE Featherweight Muay Thai World Championship!📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
大会のメインイベントでは、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)がお手本のような打撃を披露し、ONEフェザー級ムエタイの初代世界王者に就任した。
25歳のペットモラコットは最初から長いリーチを生かし、対戦相手のポンシリ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)を寄せ付けない。両者の間合いによりポンシリの攻撃は読みやすくなり、ペットモラコットはほとんど全ての攻撃を回避する。
ペットモラコットは早い段階から、ジャブと前蹴りを効果的に使ってリズムを作ると、クロス、ヒザ蹴り、回し蹴りでポンシリのヘッドやボディを捉える。
ペットモラコットは全てのラウンドで試合を優勢に進め、余裕があるようにも見えた。ポンシリは間合いを詰めて打撃を繰り出そうとするが、熟練のペットモラコットに阻まれる。最終的に、ユナニマス判定によりペットモラコットが初代王者のベルトを手にしたのだった。
#2 ラピクスの完璧な67秒
Iuri Lapicus 🇲🇩 submits Marat Gafurov 🇷🇺
Undefeated phenom Iuri Lapicus 🇲🇩 submits rear naked choke master Marat Gafurov 🇷🇺 via RNC just 67 seconds into the first round! ⏱📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEWCWatch📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
ここまで無敗のライト級選手ユーリ・ラピクス(モルドバ)は、これまでで最もタフな挑戦に立ち向かうはずだった。だがたった67秒で、元ONEフェザー級世界王者のマラット・ガフロフ(ロシア)を倒し、連続フィニッシュ記録を14に伸ばしたのだった。
ラピクスは強烈なパンチとローキックでプレッシャーをかけると、ガフロフは攻撃を逃れるためにテイクダウンを仕掛けにいく。するとラピクスは得意とする柔道の技を生かし、逆にガフロフをキャンバスに投げ飛ばす。
素早くガフロフの背中に回ったラピクスは、あごの下に左腕を滑り込ませてリアネイキッド・チョークを決める。がっちり決まったチョークから逃れる術はなく、ガフロフはギブアップするしかなかった。
#3 サプトラが一本勝ち
Eko Roni Saputra 🇮🇩 sends the hometown crowd into a frenzy!
Eko Roni Saputra 🇮🇩 sends the hometown crowd into a frenzy with a slick rear-naked choke submission of Cambodia's 🇰🇭 Khon Sichan!📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEWCWatch📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
レスリングのインドネシア王者になども輝いたエコ・ロニ・サプトラは、第1ラウンドでの圧倒的なサブミッション勝ちにより、地元の観衆を盛り上げた。
地元のヒーロー、サプトラは試合が始まるとすぐ、対戦相手のコン・シチャン(カンボジア)をキャンバスに引きずり倒す。サブミッションを狙いに行くが、最初の2回は失敗する。だがトップポジションを取ったサプトラは、グラウンドパンチの嵐を浴びせる。
シチャンが打撃から逃れようと背を向けると、サプトラは簡単に背中を取って腕をアゴの下に滑り込ませる。ぎりぎりと締め上げたリアネイキッド・チョークにより、シチャンはギブアップせざるを得なかった。
#4 平田樹、無傷の3連勝
Itsuki Hirata 🇯🇵 remains 💯 UNDEFEATED 💯
Itsuki Hirata 🇯🇵 remains 💯 UNDEFEATED 💯 with a third-round TKO of ultra-tough Nyrene Crowley! 🇳🇿📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEWCWatch📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
平田樹の総合格闘家としてのキャリアで初めて、勝負は第3ラウンドまでもつれた。だがそれでも平田はナイリン・クローリー(ニュージーランド)にフィニッシュ勝ちを収め、無敗記録は完ぺきなまま保たれた。
第1、第2ラウンドを優勢に終え、平田は最終第3ラウンドでも序盤で、巧みなグラップリング(組み技)で、疲れの隠せないクローリーをキャンバスに引きずり倒す。
すぐさまフルマウントのポジションを取ると、打撃を振り下ろしながら、袈裟固めの体勢に移行し、さらなる打撃を浴びせる。クローリーが逃れようともがくと、平田はリアネイキッド・チョークを狙う。
クローリーはさらに逃れようと試みるが、平田が攻撃を切り替えて打撃の嵐を降り注ぐと、もはやクローリーに反撃の余力はなく、レフェリーが試合を止めざるを得なかった。
#5 トナーの破壊的なヒザ
Josh Tonna 🇦🇺 knocks out Andy Howson 🇬🇧
Josh “Timebomb” Tonna 🇦🇺 knocks out Andy Howson 🇬🇧 with a DEVASTATING knee! 😱📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEWCWatch📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
ジョシュ・トナー(オーストラリア)のリングネーム”Timebomb(時限爆弾)”からわかるように、トナーが試合を終える攻撃をいつ始めるかというのは、時間の問題だ。
今回は第2ラウンド最後の1分がその時だった。トナーは右フックを決めてアンディ・ハウソン(英国)を自分の左に持ってくると、両手でハウソンの頭を押さえつけておいてから、ヒザを打ち上げたのだ。
強烈なヒザ蹴りをまともに食らったハウソンは、キャンバスに倒れる。ハウソンはレフェリーのカウントに応えようと立ち上がるものの、もはや試合を続けられる状態ではなかった。