ONEオーストラリア選手のパフォーマンス5選
ONEチャンピオンシップのオーストラリアの格闘家は、多様な選手たちの集まりだ。だが彼らを結びつける共通の特徴は、メジャー大会でエキサイティングな戦いを見せたいという願いだ。
オーストラリアには誇り高きノックアウトアーティストや、グラップリング(組み技)のスペシャリストたちがおり、彼らは磨き上げたスキルを活かして、総合格闘技やキックボクシング、ムエタイの頂点に上り詰めた。
このことを念頭に置いて、ONEチャンピオンシップでオーストラリアのヒーローが生み出した、最高のパフォーマンス5選を紹介する。
ニューイェン、回転中のフォラヤンをKO
Impossible is nothing for “The Situ-Asian” as he creates monum…
Impossible is nothing for “The Situ-Asian” as he makes monumental ONE history!
Posted by ONE Championship on Friday, November 10, 2017
マーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)は、2017年11月にフィリピン・マニラで開かれた「ONE:LEGENDS OF THE WORLD」で、当時のライト級世界王者エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)をノックアウトして歴史にその名を刻んだ。
この試合、ONEフェザー級世界王者のニューイェンは階級を上げ、ライト級のベルトを賭けてホームのフォラヤンに挑んだのだった。
ニューイェンは第1ラウンド、賢く時間を使って相手のリズムを見極める。
これが第2ラウンドに奏功し、フォラヤンがテンポを上げようとすると、ニューイェンが攻撃する。フォラヤンがスピニングバックキックで狙いを定めようとした時、まだ回転している最中に、ニューイェンが狙いすましたカウンターに出る。
ニューイェンのトレードマーク、右オーバーハンドは見事に、フォラヤンのアゴ先にヒット。フォラヤンはがっくりと倒れ落ちたのだった。
この勝利によりニューイェンは、史上初の2階級ONE世界王者に就任すると共に、ONE史上最高の世界タイトル戦KOを記録したのだった。
コンプトン、3ラウンドでセンパーを解体
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Posted by ONE Championship on Friday, June 29, 2018
2018年6月にミャンマー・ヤンゴンで開かれた「ONE:SPIRIT OF A WARRIOR」。エリオット・コンプトン(オーストラリア)は、タイを拠点にするマシュー・センパー(米国)を3ラウンドに渡り圧倒し、明らかな差のユナニマス判定で勝利を収めた。
さまざまな格闘技に精通するコンプトンは試合中、回し蹴りや飛びヒザ蹴りなど幅広い攻撃を繰り出す。だがその中で最もダメージを与えたのは、鋭いパンチによる攻撃だった。
コンプトンは攻撃的なセンパーに対して落ち着きを保ち続け、強烈なカウンタージャブで相手を2度、キャンバスに倒した。センパーは試合終了のゴングがなるまで食らいついたが、コンプトンの容赦ない攻撃が上回った。
トナーの強烈左ヒザ
Josh Tonna 🇦🇺 knocks out Andy Howson 🇬🇧
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Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
2020年2月、ジョシュ・トナー(オーストラリア)は驚異的なパフォーマンスを見せた末に、第2ラウンドでKO勝ちをものにした。インドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:WARRIOR’S CODE」での、アンディ・ハウソン(英国)戦だ。
両者は第1ラウンドに激しく打ち合い、第2ラウンドも同じ流れが続いていた。だが最後に、トナーが衝撃的な一撃を炸裂する。
右フックで前に出たトナーは、両手でハウソンの頭を抑え込むと、ターゲットが固定された状態で、左ヒザをハウソンのアゴに蹴り込んだのだ。ハウソンは顔からキャンバスに倒れこみ、トナーのノックアウト勝ちが決まった。
トナーはこの勝利により、ONEストロー級ムエタイとキックボクシングの世界王者サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)への挑戦権を確保できただろうと期待している。そしてタイの伝説サムエーも、トナーの挑戦を歓迎している。
パンの48秒ノックアウト
2015年10月にマレーシア・クアラルンプールで開催された「ONE:TIGERS OF ASIA」で、オーストラリアのハードヒッター、エイドリアン・パンと地元のヒーロー、ピーター・デイヴィスが激突したライト級マッチは、わずか48秒で決着した。
パンは、ONEのケージ「サークル」の中心に陣取り、デイヴィスは周りを動き回って打撃を決めるチャンスを狙う。そしてデイヴィスがジャブを打とうと足を踏み込んだ時、パンは右ストレートをこめかみに決めてぐらつかせる。
デイヴィスは戻ってもう一度、間合いを詰めようとするが、パンの激しいパンチの嵐に合い、キャンバスに崩れ落ちる。
駆け寄ったパンがさらに強打で追い打ちをかけると、デイヴィスはもう反応しなかった。こうしてパンは、世界最大の格闘技団体ONEで初のTKO勝ちを収めたのだった。
マクラーレン、マンガットを圧倒フィニッシュ
Former ONE World Title challenger Reece "Lightning" Mclaren 🇦🇺 locks in a rear-naked choke on Gurdarshan Mangat in Round 1!📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEMOGHowToWatch🏨: Book your hotel 👉 bit.ly/ONEhotelplanner📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, December 6, 2019
リース・マクラーレン(オーストラリア)は、メジャー大会を舞台に驚異的な勝利をいくつも獲得しているが、2019年12月の「ONE:MARK OF GREATNESS」でのグルダーシャン・マンガット(インド/カナダ)戦は最高だった。
ブラジリアン柔術黒帯のマクラーレンは、第1ラウンド序盤にマンガットにテイクダウンを決めると、寝技での攻撃の手を決して止めなかった。
マンガットをサイドコントロールのポジションで抑え込むと、マウントポジションに移り、強烈なパンチとヒジを浴びせる。マンガットにできたのは、打撃から逃げることだけだったが、マクラーレンはすかさずマンガットの背後に回る。
そこからマクラーレンは、すぐにリアネイキッドチョークをきつく絞め挙げてギブアップを引き出し、連敗からの脱出に成功したのだった。
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