【12/6大会】 MARK OF GREATNESS出場選手のサブミッション5選

ONEチャンピオンシップは、一年を締めくくる大会である12月6日(金)の「ONE:MARK OF GREATNESS」で、ストライキング競技で新たに2人の世界王者を誕生させる予定だ。だが、同大会には並外れたグラップリング技術を持った総合格闘家も多く出場する。
マレーシア・クアラルンプールでの対戦カードには、エキサイティングなグラップラーが勢ぞろい。過去の見事なサブミッションを5つ振り返りながら、選手達がアシアタ・アリーナにもたらす興奮を想像しよう。
#1 ジヒン、脱出不可能な三角絞め
ジヒン・ラズワンは地元・マレーシアで今年7月に開かれた「ONE: MASTERS OF DESITNY」でジャマリー・トーレス(フィリピン)を相手に第1ラウンドでの勝利を収めた。
ラズワンが積極的なガードポジションからアームバー(腕十字)を捕りに行くと、トーレスはスラムを放ってラズワンを剥がそうとする。トーレスのピンチは続く。ジヒンがトライアングル(三角絞め)に移ると、トーレスは力づくで逃れようとするが、ラズワンは決して離さず締め続ける。
完全に捕まったトーレスは試合開始から3分過ぎにタップするしかなかった。
次の金曜日、ジヒンは地元の観衆の前でデニス·ザンボアンガ(フィリピン)と対戦する。
#2 ターニのスラムからの強烈極め
アギラン・ターニ(マレーシア)は「ONE: VISIONS OF VICTORY」でアミテシュ・チョーベー(インド)を相手にグラップリングで圧倒し、コントロールし、一本を奪った。
第1ラウンド、チョーベーはターニの激しいグラウンド・アンド・パウンドを辛くも切り抜けたが、ターニは次のラウンドで速攻でフィニッシュを決めた。
ターニはハイクラッチタックルでチョーベーをマットに叩きつけてテイクダウンを奪うと、すぐさまサイドコントロールを取り、両脚でチョーベーの左腕を封じると、反対側の腕を捕って4の字にアメリカーナを固める。孤立無援となったチョーベーの右腕を強烈に極めてタップを奪った。
ターニはアシアタ・アリーナでダンテ・スキーロ(米国)を相手にまた暴れるだろう。
#3 マクラーレン、上四方からの罠
ブラジリアン柔術黒帯のリース・マクラーレン(オーストラリア)が2017年の「ONE: LEGENDS OF THE WORLD」で アナトポン・ブンラット(タイ)を相手に代名詞のチョークで勝利した。
フライ級でのデビュー戦でマクラーレンはグラウンドでの容赦ない攻撃でブンラットを圧倒した。試合時間残り30秒のところでマクラーレンがノースサウスポジション(上四方固め)からの罠を仕掛けた。
ブンラットが身体を回らせてうつ伏せになると、待ってましたとばかりにマクラーレンがダースチョークを極めにかかる。両腕でしっかりと固めると、マウントポジションに移りながら絞ってきっちりとフィニッシュした。
マクラーレンはマレーシアで、インド人スーパースター、グルダーシャン・マンガット(インド/カナダ)と対戦する。
#4 アイマン、チェンの無敗ストップ
モハメド・アイマン(マレーシア)は、「ONE: BEYOND THE HORIZON」で、第2ラウンドにサブミッションでチェン・レイ(中国)に初黒星をつけ、実力を証明した。
チェンがアイマンの左ミドルを捕って抱えたままテイクダウンを奪おうとコーナーまで突進するが、アイマンはこれを持ち堪えると逆に素早くチェンの背中に回ってチョークを仕掛ける。
「Bali MMA」所属のアイマンは左腕をチェンの顎下に滑り込ませると、背中に飛び付きながらボディトライアングルの形で捕まえ、そのままリアネイキッドチョークで締め上げてチェンからタップを奪った。
もしアイマンが次の金曜日にチェン・ルイ(中国)を相手に同じ様なパフォーマンスを見せられれば、マレーシアのファンを大興奮させるだろう。
#5 澤田龍人、ONE本戦でも実力証明
ONEの登竜門大会「ONEウォーリアシリーズ」出身の澤田龍人は「ONE: DREAMS OF GOLD」でアジス・カリム(インドネシア/フィリピン)をチョークで破り、ONE本戦デビューでもその実力を証明した。
ストロー級戦で、これまで無敗の澤田は試合開始早々にヒップスローでカリムをマットにつけてコントロールし、パウンドの雨嵐を降らせる。
集中砲火を受けたカリムが堪らず背中を向けると、澤田の卓越したサブミッションゲームにすっかりはまってしまう。澤田があっさりとリアネイキッドチョークを極めて、わずか69秒で勝利した。
澤田は12月6日、ONE1戦目のボカン・マスンヤネ(南アフリカ)と対戦する。
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クアラルンプール | 12月6日 (金) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)