【10/9大会】ONE: REIGN OF DYNASTIESの勝者たちの次戦は?
ONEチャンピオンシップはこの金曜日の夜、10月のイベントを盛大にスタートさせた。
「ONE: REIGN OF DYNASTIES 」では、ハイライト級のフィニッシュが多数飛び出し、シンガポール中を熱狂させた。
レジェンドは輝きを増し、トップコンテンダーはさらに高みに、KOキングは復調し、3人のスターは急上昇を印象付けた。
この記事では、大勝利を挙げた格闘家たちの次の対戦経験を予想してみよう。
リース・マクラーレン
Reece "Lightning" McLaren 🇦🇺 finishes Aleksi Toivonen!
Reece "Lightning" Mclaren 🇦🇺 finishes Aleksi Toivonen with a DEVASTATING knee to the body! 😵 #ReignOfDynasties
Posted by ONE Championship on Friday, October 9, 2020
リース・マクラーレン(オーストラリア)は、がフライ級最高の総合格闘家である理由を、コーメインイベントで鮮やかなノックアウトを披露して証明した。
マクラーレンは、ブラジリアン柔術黒帯の技術を披露する代わりに、過小評価されがちだった打撃スキルでアレクシ・トイヴォネン(フィンランド)のプロ無敗記録をストップした。
トイヴォネンを右クロスで捉え、その後打撃を連発した後、ヒザをボディに食らわせて、第1ラウンドの終盤にフィニッシュを決めた。
次の対戦相手として、多くの可能性が考えられるが、元ONEフライ級世界チャンピオンのジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)との対戦なら、必ず面白いものになるだろう。
ユスターキオはウーシューのスペシャリストで、スタンドでの真っ向勝負を好む。マクラーレンと同様に、ボディへの打撃でノックアウトを決めたばかり。2019年11月に古きライバルのトニ・タウル(フィンランド)の肝臓にスピニングバックキックを食い込ませてフィニッシュしたのだ。
ユスターキオは、打撃技術で有利かもしれないが、世界最高のブラジリアン柔術家と組み合うことも厭わず、マクラーレンは自身の強みを発揮できるだろう。
ノンストップのアクションに溢れた試合になることは間違いない。加えて、マクラーレンは一層闘志を燃やすだろう。ONE公式アスリートランキングの順位アップを目指しているのはもちろんだが、ユスターキオが所属するフィリピンの「チームラカイ」のケビン・ベリンゴンとダニー・キンガッドに敗れているからだ。
アミール・カーン
Amir Khan 🇸🇬 takes the lead as ONE's all-time KO king!
Amir Khan Ansari 🇸🇬 takes the lead as ONE's all-time KO king, stopping Rahul Raju in Round 1! #ReignOfDynasties
Posted by ONE Championship on Friday, October 9, 2020
金曜の夜、アミール・カーン(シンガポール)は自身の総合格闘技のキャリアにおいて、最も重要な勝ち星を挙げた。
病床の父にエールを送ろうと、ラウル・ラジュ(インド)を圧倒した。カーンは第1ラウンド残り数秒、完璧なタイミングでエルボーを当て、レフェリーが止めるまで、パンチを雨あられと降らせたのだ。
カーンはノックアウト勝利数を9とし、ONEの記録を更新。最多KO数で並んでいたライト級王者のクリスチャン・リー(シンガポール)に差をつけ、復活を印象付けた。
だが、ランキングに食い込み、再び世界タイトル挑戦にたどり着くまでにはまだやらなければいけない仕事が残っていると、カーンは分かっている。次なる試練として、徳留一樹は最適かもしれない。
徳留は元パンクラスライト級世界チャンピオンで、柔道をバックボーンとし、安定したスタミナの持ち主で、驚くべきパンチのパワーを有している。実は、徳留はノックアウトで10勝しているのだ。
徳留のような百戦錬磨のベテランを相手にすれば、カーンにとってレベルアップする機会になるに違いない。
ロシャン・マイナム
Roshan Mainam 🇮🇳 starts the night with a second-round RNC!
Indian Wrestling Champion Roshan Mainam 🇮🇳 starts the night with a second-round rear-naked choke against Liu Peng Shuai! #ReignOfDynasties
Posted by ONE Championship on Friday, October 9, 2020
ロシャン・マイナム(インド)は、自身最高の総合格闘技のパフォーマンスをお披露目した。
何度もインドのレスリングチャンピオンになったマイナムは、ONE合肥フライ級トーナメントチャンピオンのリュウ・ペンシュアイ(中国)と真っ向勝負し、打撃を食いながらも、第2ラウンドに一本勝ちを決めたのだ。
第1ラウンドの後、マイナムは強烈な右パンチを食らわせてリュウをぐらつかせた。次に、テイクダウンを繰り出し、有利なポジションをキープすると、リアネイキッド・チョークで試合を終わらせた。
レスリングを最大の武器とするマイナムだが、総合力をテストしたいのであれば、チャン・ロタナ(カンボジア)を相手にするのはどうだろう。
ロタナはクン・クメール仕込みの打撃スキルを有しており、マイナムの立ち技のレベルを試すのにはもってこいの相手。
加えて、直近のグスタボ・バラート(キューバ)戦、ルディ・アグスティアン戦で見せつけた通り、ロタナはグラップリング・ディフェンスもできるのだ。マイナムをギリギリまで追い込んでくるに違いない。
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