8.2フィリピン「ONE: DAWN OF HEROES」の注目ポイントを一挙紹介!
8月2日(金)にフィリピンのマニラで開催される「ONE: DAWN OF HEROES」。今回の大会も、スター選手による豪華カードが目白押しになっている。早速、「ONE: DAWN OF HEROES」の注目試合を紹介していこう。
松嶋こよみがONEフェザー級世界タイトルマッチに挑戦
松嶋こよみは、PRIDE・K-1の格闘技ブーム最盛期に少年時代を過ごした“黄金世代”の26歳。バックボーンは、極真空手、レスリング、キックボクシングなど多岐にわたり、まさに日本総合格闘技界の申し子である。
修斗・パンクラスで注目を浴びると、2018年9月にONEチャンピオンシップ初参戦を果たした。ONEデビュー戦でいきなり元ONEフェザー級王者のマラット・ガフロフと対戦し、いきなりのTKO勝ち。その後、手術やリハビリで1年間のブランクがあったが、今年6月の復帰戦でもクォン・ウォンイルに判定3-0で勝利し、タイトルマッチ挑戦権を得た。
一方、王者マーティン・ニューイェンは、かつてONEフェザー級世界王座を獲得したマニラで松嶋を迎え撃つ。ニューイェンは、穴の少ないコンプリートファイターで、強敵なのは間違いないが、現在空位となっている日本人王者の座に松嶋が君臨してくれることだろう。
“日本格闘技界の最新モデル”である松嶋が、格闘技の最先端で、最強の王者と闘う。
ONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチ
ジョナサン・ハガティーが挑戦者ロッタン・ジットムアンノンと対戦するONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチも大注目の一戦だ。
「ONE: FOR HONOR」で、ムエタイ界のレジェンドであるサムエー・ガイヤンハダオを倒したハガティー。イギリス人の快挙は、レジェンドの敗北と共に驚きを持って伝えられた。
王者が初防衛を達成するか、それともロッタンが意地でムエタイの母国にベルトを持ち帰るのか、プライドを賭けた対決が始まる。
「北米の王」と「アジアの王」が激突!
まずは、現在開催されているONEライト級ワールドGPの状況について説明しよう。
準々決勝4試合は既に消化され、準決勝の最初の試合も既に決着が付いた。準決勝を勝ち上がったのは、サイー・フセイン・アサリエフ。準々決勝ではエブ・ティンに、準決勝ではアミール・カーンにKO勝ちで勝利しており、勢いに乗っている。このGPの台風の目だ。
そして、準決勝のもう一つの試合で波乱が起こった。本来ならば、ローウェン・タイナネスとティモフィ・ナシューヒンが闘う予定だったが、ナシューヒンが怪我により欠場を発表。そこで、この試合に代わって、元々予定されていたエディ・アルバレスとエドゥアルド・フォラヤンの試合が準決勝の第2試合として扱われることになった。
アルバレスは、3月の日本大会で行われた準々決勝で、ナシューヒンに敗れている。自分に勝ったナシューヒンの代わりに優勝を目指す。
このような経緯で、北米のメジャー団体で二冠を達成したエディ・アルバレスと、元ONEライト級世界王者のエドゥアルド・フォラヤンがONEライト級ワールドGPの準決勝で対戦する。
北米の王とアジアの王―。いったい、どちらが強いのか。世界を二分する対決だ。
“フライ級史上最強の男”に和田竜光が挑む
「ONE: DAWN OF HEROES」では、ONEフライ級ワールドGPの準決勝2試合も行なわれる。準決勝1試合目がダニー・キンガドとリース・マクラーレン(カイラット・アクメトフの欠場により代理出場)の試合で、2試合目が“フライ級史上最強の男”と名高いデメトリアス・ジョンソンと、日本のエース和田竜光の大一番だ。
デメトリアス・ジョンソンは、言わずとしれたフライ級のスーパースター。北米で11回連続タイトル防衛に成功し、この防衛最多記録は現在も破られていない。完全無欠の男に、和田竜光が番狂わせを起こすことができるのか。強い相手に挑むという日本の武道精神の真髄が詰まった試合になるだろう。
また、惜しくも準々決勝でデメトリアス・ジョンソンに敗れた若松佑弥は、ワンマッチで前ONEフライ級世界王者ジェへ・ ユスターキオと闘う。若松にとって、将来のフライ級制覇のためにも、重要な試合になる。
フィリピン・マニラ | 8月2日(金) | 20時(日本時間) | ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)