【8/14大会】ONE: NO SURRENDER IIの勝者たちの次戦は?
ONEチャンピオンシップが8月14日(金)に開いた「ONE: NO SURRENDER II」では大興奮の格闘技マッチが行われた。
キックボクシングマッチ1戦、総合格闘技マッチ2戦、ムエタイマッチが3戦あり、試合の勝者は次戦に向けて勢いをつけたはずだ。
ここで、白星を挙げたアスリートたちにふさわしい将来の対戦相手を占ってみよう。
セーマペッチ・フェアテックス
「ONE: NO SURRENDER II」のメインイベント、ONEバンタム級ムエタイトーナメントの準決勝は予想通り熱い試合に。セーマペッチ・フェアテックス(タイ)が、長年のライバルを下して対戦成績を2勝2敗にし、決勝進出を決めた。
25歳のセーマペッチは、カウンターとパワフルな左の打撃を駆使してロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)を相手に3ラウンドを戦い抜いた。
セーマペッチの次の相手は、8月21日(金)の「ONE: NO SURRENDER III 」で行われるもう1つの準決勝の勝者。
現在ONE公式アスリートランキングでバンタム級ムエタイ1位のセンマニー・クロンスアンプルリゾート(タイ)、もしくは同3位のクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイだ。
いずれの選手が決勝にたどり着いても、面白い試合になるだろう。両者とも力溢れるアスリートで、セーマペッチにとって脅威になるに違いない。
3者ともサウスポーであり、“左”同士の最高の試合になるだろう。
メディ・ザトゥー
メディ・ザトゥー(アルジェリア)はコーメインイベントのキックボクシングマッチで、レオ・ピント (フランス)を下し、ONEで2連勝とした。
ザトゥーは、入念かつ忍耐強い戦いぶりを披露。ボクシングのコンビネーションでピントを圧倒した。
勢いに乗るザトゥーは、もしかしたらランキングのトップ5アスリートとも対戦機会を得られるかもしれない。もしかしたら、リアム・ ハリソン(イギリス)との対戦もあり得る。
力強い打撃で、常にスリル溢れる戦いぶりを披露しているハリソンは現在バンタム級キックボクシングのランキング4位、8度ムエタイの世界チャンピオンになった経歴の持ち主。。実は、ハリソンは6年前にザトゥーと対戦して勝ち、タイトルを獲得している。
もし実現すれば、ザトゥーにとってリベンジを果たし、ランキングに食い込むチャンスになるかもしれない。
ファディ・カレッド
ファディ・カレッド(チュニジア)は第1試合に登場、イベントの幕開けを華々しく飾った。
フライ級マッチで、ONEの国別登竜門シリーズである「ONEヒーロー・シリーズ」出身のファン・ディン(中国)を相手に、幅広いスキルを存分に見せつけた。試合を通じて、カレッドは俊敏なフットワーク、パワフルなコンビネーション、鋭いヒジで圧倒し、ユナニマス判定で勝利した。
今後の様々な対戦相手が考えられるが、元ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)が相手なら、花火のような試合になるに違いない。
ペッダムはあらゆる角度から攻め立てることができるが、劣勢時においても左ラウンドハウス・キックなど、トレードマークの武器を放ってくる力がある。
ペッダムはまた、運動量も豊富。ペースの速い対戦となることは確実で、必見の一戦となるだろう。
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