【12/3大会】タイトル挑戦者イスラム・ムルタザフって誰?
イスラム・ムルタザフ(ロシア)はついに、12月3日(金)の「ONE: WINTER WARRIORS」で、レギン・アーセル(スリナム)の有するONEライト級キックボクシング世界タイトルに挑戦する。
当初予定されていた対戦が延期された経緯もあり、待ちに待ったONEデビューとなる。
シンガポール・インドア・スタジアムでのメインイベントでの決戦を前に、この記事では30歳のムルタザフの横顔を紹介する。
#1 ダゲスタン生まれ
ムルタザフは、ダゲスタンの山岳地帯で生まれた。不安定な地域だったが、その環境によって強く育った。
幼い頃から地元アスリートの中でも特に格闘家を尊敬していたため、10歳でムエタイを始め、格闘技人生をスタートさせた。
#2 経済学の学位持ち
格闘技に情熱を燃やすムルタザフだが、勤勉な学生でもあり、経済学の学位を取得している。
卒業後は石油・ガス産業のエンジニアとして働いていたが、若いうちにスポーツでのキャリアを夢見るようになった。
#3 優秀なトレーニングパートナーも
ムルタザフは、ONEスーパーシリーズでもよく知られた最高のトレーニングパートナーがいる。
ホームではライトヘビー級の選手ベイブラット・イスアエフ(ロシア)と、タイの「ベナム・トレーニング・キャンプ」では、メディ・ザトゥー(アルジェリア)やアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)とトレーニングしている。
#4 「やるかやれるか」
プロ戦績20勝4敗のムルタザフは、自分のスタイルを「やるかやられるか」と表現しており、アグレッシブなアーセルとの対決は興味深いものになるだろう。
「自分は呼吸をしている限り、危険な存在だ。いつでもチャンスがあれば素早く、予測不可能な打撃を繰り出す。リスクを冒し、最後までやり遂げる。スペクタクルでエキサイティングなものになるだろう。瞬きも許されない」と話している。
爆発力のあるスピニング攻撃など、ありとあらゆる興奮が期待される。
#5 馬が大好き
ムルタザフには戦うこと以外にも趣味がある。ダゲスタンの伝統に関するものだ。
熱心に乗馬に取り組んでおり、荒々しい馬でも乗りこなすことができる。
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