破竹の勢いでタイトル挑戦権ゲット:デニス・ザンボアンガ
過去6ヶ月の間に、デニス・ザンボアンガ(フィリピン)は間違いなく、ONEチャンピオンシップ最速と言える速さで急上昇したスターになった。
ここまで無敗を誇るザンボアンガは、2019年12月にONEデビューすると、すぐに女子アトム級総合格闘家の最強の選手の1人としての地位を確立した。
彼女の戦いぶりは激しいが、試合以外でもそうというわけではない。 スキルと好感度の高さが相まって、世界中から多くのファンを獲得している。
ザンボアンガがこの短期間で、世界的な旋風を巻き起こした理由4つを明らかにする。
女子アトム級世界戦の挑戦者
Denice Zamboanga 🇵🇭 defeats Mei Yamaguchi 🇯🇵
Denice Zamboanga 🇵🇭 defeats Mei Yamaguchi 🇯🇵 via unanimous decision to earn a ONE Atomweight World Title shot against Angela Lee!📺: How to watch 👉 http://bit.ly/KOTJWatch📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, February 28, 2020
昨年12月にマレーシア・クアラルンプールで開かれた「ONE:MARK OF GREATNESS」で、ザンボアンガはONEデビューを果たした。相手は評判の高い、しかもホームの声援を受けるジヒン・ラズワン(マレーシア)。ザンボアンガはユナニマス判定勝ちで、ONEチャンピオンシップでのキャリアをスタートさせた。
さらに、今年2月にシンガポールで開かれた「ONE:KING OF THE JUNGLE」では、世界タイトル戦に2度挑戦した経験を持つ山口芽生をユナニマス判定で破り、世界タイトル戦への挑戦権を手にした。
わずか3ヶ月の間に、ほぼ無名の選手から、ONE女子アトム級世界王者アンジェラ・リー(シンガポール)の次の対戦相手になったのだ。
強い決意を秘めたアスリート
傍から見れば一夜にしてなった成功と映るかもしれないが、実際にはザンボアンガの、何事も恐れない態度と、強い決意の結果だ。
ザンボアンガは17歳の時に、兄のDrexの指導の下で格闘技を始めた。数々の空手の大会で成功を収めたものの、ある時、壊滅的な敗北を経験し、急成長していたキャリアを棒に降りかねないほどの打撃を受けた。
だがザンボアンガは敗北の悔しさを糧に、二度と負けるまいと誓った。 総合格闘技では7勝0敗という完璧な戦歴で、その誓いを今も守り続けている。
世界クラスのトレーニング相手
ザンボアンガは、タイ・パタヤにある有名ジム「フェアテックス・トレーニングセンター」に所属している。最高のトレーニングパートナーが、ONEアトム級ムエタイ世界王者スタンプ・フェアテックス(タイ)だ。
スタンプは同じアトム級で積極的に、総合格闘技のキャリアを深めようとしているため、この2人はお互いに、ONEでの試合に向けて準備をするための最適なパートナーになっている。
互いが互いを高め合いながらトレーニングに打ち込むことで、両者は素晴らしい成長を遂げてきた。
大のドーナツ好き
人間は誰しも、良くない習慣があるものだ。エリートの格闘家でさえも。ザンボアンガの場合、忙しいトレーニングスケジュールをこなすことで、ごほうびとして、おやつにありついている。
そう、ザンボアンガはドーナツに目がない。
23歳のザンボアンガがドーナツを食べていない時は、それは彼女ドーナツを食べたいと考えている時だ。
それにもかかわらず、彼女のハードワークが甘い物好きを上回るのは明らかだ。ここぞという時はいつも、信じられないほどの体のキレを見せてくれるのだから。
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