【2/17大会】ONE Fight Night 19: Haggerty vs. Lobo を見るべき5つの理由

Jonathan Haggerty Fabricio Andrade ONE Fight Night 16 81 scaled

2月17日(土)、ONEチャンピオンシップのアスリートが再びタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムに集結し、「ONE Fight Night 19: Haggerty vs. Lobo」でエキサイティングな戦いを繰り広げる。

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メインイベントの強豪ストライカー同士による世界タイトルマッチをはじめ、“因縁の対決”や注目のアスリートが出場する計9試合が行われる。

この記事では、今週末に迫った「ONE Fight Night 19」を見逃せない理由5つを紹介する。

#1 緊張の関係1年…ついに実現する世界戦

今大会のメインイベントでは、現ONE2競技王者のジョナサン・ハガティー(英国)がブラジルのKOアーティストのフェリペ・ロボを挑戦者に迎え、ONEバンタム級ムエタイ世界タイトル防衛に臨む。

両者は1年近くにわたって対戦を呼びかけあっており、緊張が高まっていた。

さらにハガティーは、直近の試合でロボのチームメイトであるファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)を倒したという経緯もあり、2人ともこの世界タイトルマッチにかけるモチベーションは一際高まっているに違いない。

#2 バンタム級ムエタイの“遺恨試合”

コーメインイベントは、バンタム級ムエタイ4位コンテンダーのセーマペッチ・フェアテックス(タイ)が、ここまで無敗としているモハメド・ユネス・ラバー(アルジェリア)とリマッチ。

両者は2023年12月に初対戦。一進一退の激しい攻防のなかで、ダウンの奪い合いを繰り広げた。そして第1ラウンド終盤、セーマペッチからダウンを奪ったラバーが続いて反則のヒザ蹴りを見舞ったかのように見えた。

このときの試合結果はラバーのKO勝ちとなったものの、物議を醸すことに。このため、今回のリマッチではセーマペッチは自身の実力を改めて証明したいと意気込んでいることだろう。

#3 米国のムエタイ戦士が激突

米アイオワ州出身のフェザー級ムエタイ5位コンテンダーのルーク・リッシは、同カリフォルニア州を拠点とするエディ・アバソロと対戦。勝者は階級内でさらなる注目を浴びる可能性がある一戦だ。

両者とも直近の試合ではムエタイの本場のタイのトップ選手と激闘を繰り広げた末に判定負けとしたものの、優れたパフォーマンスやテクニック、メンタルの強さを見せつけ、国際的な注目を集めた。

ムエタイ界屈指の独創的でユニークなスタイルの持ち主として知られる2人は、米国のムエタイ・シーンをさらに盛り上げるような戦いを披露すると約束している。このため、この試合は名勝負となる要素が満載だ。

#4 負傷から復活のアスリート、再上昇なるか

負傷により長期欠場していた人気選手のリト・アディワン(フィリピン)とリアム・ノーラン(英国)は、今大会でベルトを目指して本格的に再始動する。

現在30歳のアディワンはヒザの負傷により2022年から1年以上欠場していたが、ついに2023年9月に復帰。以来、強豪がひしめくストロー級MMA部門で連勝としている。

今回の大会では連勝キープとランキング入りを目指す。対するダニエル・ウィリアムス(オーストラリア / タイ)はアクション満載の打撃のスペシャリストとあり、目が離せない試合となることは間違いない。

一方のノーランは、2023年は出場機会に恵まれなかったが、2024年1月にアリ・アリエフ(ロシア)戦でユナニマス判定勝ちとし、復活を印象付けたばかり。

ONEライト級ムエタイ世界チャンピオンのレギン・アーセル(スリナム)との決戦を最終目標とするノーランは、今回の大会ではハードヒッターとして知られるナウゼット・トルヒーリョ(スペイン)と対戦。そのダイナミックで手数の多い打撃スタイルを存分に披露してくれることだろう。

#5 ストロー級アスリートの夢の共演

「ONE Fight Night 19」では、スピードと才能を兼ねそろえたストロー級アスリートが激突する3試合が行われる。

まずは前述のアディワンとウィリアムスによる同級MMAマッチ。さらに同級ムエタイマッチではトンプーン・PK・センチャイ(タイ)とティムール・チュイコフ(キルギス)が対戦。日本の元ONEストロー級MMA世界チャンピオンの猿田洋祐は、マンスール・マラチエフ(ロシア)と同級MMAマッチで当たる。

トンプーンは毎週金曜日恒例のルンピニー大会「ONE Friday Fights」で3連勝とし、2023年12月に北米で生中継される大会シリーズ「ONE Fight Night」でデビュー。残念ながら試合はノーコンテストとなってしまったが、今大会ではONEのニューカマーのチュイコフを相手に立て直したいところ。

猿田の対戦相手のマラチエフは現在ストロー級MMA5位コンテンダーで、総合力の高さが持ち味。2023年10月には元タイトルホルダーのジョシュア・パシオ(フィリピン)に判定負けとしており、ここで再び元王者に負けるわけにはいかないと、全力でかかってくることだろう。

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